

ましろ
@massirona
愛しいけれどままならない、気まぐれな読書時間の記録。
- 2025年10月12日
- 2025年10月8日敗戦日記串田孫一,二宮敬,渡辺一夫読み終わった当時の生々しいまでの声が立ち上り、揺れ動く一人の文学者の思いや苦悩が迫りくる。悲しくも慰められる、すべてを忘れるための読書に、普遍的な人の乞いを感じた。一人の生きた証言は、今こそ噛み締めたい言葉に満ちている。
- 2025年10月7日朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』キム・ジニョン,小笠原藤子読み終わった書き留められた生の日記は私的でありながら、人の抱く根源的な思いにもふれ、心震わせる。何度でも立ち止まり、思索を通して様々な作品の深部へ降りてゆく。繰り返し読み、心支える強度のある断章。
- 2025年10月6日
- 2025年10月6日しみじみパスタ帖大沼ショージ,萬田康文,カワウソ(萬田康文と大沼ショージ),カワウソ(萬田康文と大沼ショージ)読み終わった
- 2025年10月4日
- 2025年10月3日人生は折り返し地点からがきっとたのしいnamytone読み終わった
- 2025年10月2日廻廊にて辻邦生読み終わった深く包み込む生への肯定に心打たれた。遺された日記や手紙から、生や芸術の意味を模索し続けた濃密な人生を知る。あなたがあなたとして在ったことへの眼差しが慈しみに溢れ、その人自身を称え、その生をどうにも愛しく感じられたことが得難い余韻を残した。
- 2025年9月30日
- 2025年9月27日作家と山平凡社編集部読み終わった好みを振り返れば、山歩きにあまりなれていない人の心情に惹かれてばかり。梅崎春生「八ガ岳に追いかえされる」での斜に構えた観察眼に、思わず笑みがこぼれてしまう。その目に映る遠藤周作の愛しさ、それぞれの人間模様、人柄。短い文章にぎゅっと詰まっている。安岡章太郎「水源へ」も好み。
- 2025年9月24日9月の本北野勇作,小沼丹,木下杢太郎,蒲松齢,西崎憲,鈴木三重吉読み終わったアンソロジーでアンリ・トロワイヤの「恋のカメレオン」を読めたことが個人的にとても嬉しかった。かつて夢中で読んだ日々のことを思い出す。懐かしさにも浸りながら、一気に読み手の心を引き込む、続きが気になる絶妙な展開に改めて魅せられた。セレクトに感じ入る。
- 2025年9月21日日曜日の文芸クラブ小手鞠るい読み終わった読むことや書くことに纏わる良書。作品を書いた作家に対する敬意、本や物語、主人公の生きてきた時間や人生、書いた自分、読む相手への敬意も忘れずに書けたなら。「文は人なり」という言葉を幾度も胸に刻み、何度でも立ち戻り、省み、見つめられたなら。
- 2025年9月20日
- 2025年9月20日
- 2025年9月18日海が走るエンドロール 8たらちねジョン読み終わった
- 2025年9月17日熊はどこにいるの木村紅美読み終わった
- 2025年9月16日なぜ人は自分を責めてしまうのか信田さよ子読み終わった
- 2025年9月14日私の小さな日本文学チェ・スミン読み終わった日本近代文学の掌編を、手のひらサイズの本で読む特別を味わう。このかたちでこその読書が愛おしく思えた。作品ごとに問いを投げかけられながら、その問いに終わらない読後の余韻に浸らせてくれる余白が残してあるところが良かった。
- 2025年9月12日図書館は生きているパク・キスク,柳美佐読み終わった図書館へ行きたいという思いが疼き出すような本だった。自分と異なる他者を「読む」場所、共感を育てる空間としての公共図書館を知る。本の好循環を巡らせば頷くことしきりで、公共図書館を支えることの一端をこれからはもう少し意識してみたくなった。
- 2025年9月12日スノードームの捨てかたくどうれいん読み終わった
読み込み中...