NHK「100分de名著」ブックス 太宰治 斜陽
7件の記録
由岐@sasameyuki06012026年10月5日読み終わった『斜陽』は何度か読んでる作品だけど、また読み返したくなった。 かず子と母の関係から明治以降の文学で書かれてきた男性の苦悩ではなく、現在取り上げられる母娘問題をいち早くテーマとして描いたことや、なぜ自身の投影である直治や上原ではなくかず子なのか、太宰作品のポリフォニー的な面に着目されていたように思う。 それにしてもあまり意識してこなかったけれど、日中戦争を含めると太宰の作品は作家・太宰治としてデビューしてからほぼ戦時中に書かれたもので、『斜陽』や『人間失格』は太宰が体験する始めての国家が戦争をしていない時期だったというのに驚く。 太宰は戦争を賛美するような文章も書かず、強い否定もせず書き続けた人物として紹介されており、今まで持っていたイメージとは少し異なる一面が見えたと思う。
🦈@Lore_Link2025年10月22日読み終わったp.35 太宰は、女性たちの中に確かに存在していたのに、社会が隠そうとしていた「蛇」を見つけ出した。長い間、押しつぶされてきた、抑圧されてきた、女性たちの中の「蛇」。その「蛇」たちを、外へ連れ出すこと。それが、太宰治が『斜陽』の中でやろうとしたことのように思えて仕方ない。


okabe@m_okabe2025年9月28日読み終わった『斜陽』をジェンダーの視点から読み解いている。目から鱗だった。やはり名作は、いつの時代に読んでも新しい。 小説家、作家と呼ばれる人びとは「ほんとうのこと」をいう人である、というのも印象的だった。金原ひとみが「世界が間違った方向へ行くほど、作家は正しいことを書かなければいけなくなる」と言っていたことを思い出した。






