ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織

ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織
ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織
ローラ・カプラン
塚原久美
書肆侃侃房
2024年4月19日
6件の記録
  • 斜視
    斜視
    @moreshi
    2025年7月18日
    法律で禁止されたところで中絶が必要な人がいなくなるはずもなく、闇医者を紹介する斡旋業のような事をしていた女性たち ある日使っていた闇医者が医師免許を持っていないことに気づき、それなら自分たちでもできる筈では?と掻爬手術を学んで実際に行うようになっていって...という話 亡くなる人が出たり、内輪揉めしたり、逮捕されたりもう作り話であってくれと思っちゃうけど実話なんだよなあ 「「私が担当した貧しい黒人女性の本当の悲劇は、彼女たちが貧しいことでも、黒人であることでもなく、自分の生殖をコントロールできていないことだった。生殖をコントロールできなければ、彼女たちは家畜同然の立場に置かれる。それがなければ何も得られない。投票権?それが何だ?株、債券、金?それが何だ?生殖をコントロールできること、それが基本だ」」p329 「つまり私が言いたいのは、ある具体的な状況において、こうあってほしい世界を構想し、自らの行動によってその世界を実現するのは可能だとということだ。受け身になるのではなく、自らを行為者とみなすのであれば、私たちの前にはあらゆる可能性が開かれていく。既存の権力の扉をむなしく叩き続けるのではなく、自分たちの扉は自分で作る。」p15~16
  • 斜視
    斜視
    @moreshi
    2025年7月17日
    「カレンは最近、デイビット・サスキンドのトークショーに出ていた急進派フェミニストのグループをテレビで見た。女は独立した人間性を否定され、誰それの娘、誰それの妻というように、男との関係性でしか価値を認められてこなかったと、彼女たちは論じた。そのうち何人かは、フェミニストの抗議の手段として、女を男の所有物にしてしまう家父長制から自分を切り離すためにXという姓を名乗っていた。カレン自身も、結婚以来、自分自身のアイデンティティーが夫の陰に隠れてしまうように感じていた。夫の名字で呼ばれ、郵便物の宛名がミセス****になっていくことに違和感を覚えてきたのだが、テレビで彼女たちの話を聞くまでは、その感情に名前をつけられずにいた。彼女たちの話を聞いたとたんに、カレンはフェミニストとして生まれ変わった。」p46~47 なんだか分からないけど抱えてる悩みとか不満とかに名前がついてることに気づく時って良いよな 気づいたところで別に何にも解決はしてないんだけども
  • 斜視
    斜視
    @moreshi
    2025年7月15日
    「公的な議論において、胎児の地位は生きている人間と変わらないところまで昇格されている。女たちはますます子どもの敵とみなされ、発育途上の子どもを女から守るために州の介入が必要だとされている。だが実際は、女たちは依然として子どもを妊娠し、胎内で育て、出産し、そしてほとんどの場合、子どもの主たる養育者になっている。女たちはまたしても、全責任を負わされながらなんの権力も持てず、未来世代の保育器に格下げされようとしている。」p27
  • 斜視
    斜視
    @moreshi
    2025年7月14日
  • #
    @atmmm
    2025年4月26日
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2025年4月26日
    気になる本の出版社は書肆侃侃房な事が多い!
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