こまどりたちが歌うなら

19件の記録
- m@michiko2025年8月16日読み終わった表紙のイメージで勝手に春のお話だと思ってたけど、ちがった。最初はぼんやりとしている登場人物たちの輪郭が少しずつハッキリしていくにつれて、穏やかな力強さが出てくる。 仕事をしていると必ずぶつかる理不尽さやモヤモヤ。ちゃんと真正面から向き合ったら解決の糸口は見つかるのかも。
- ほんね。@Honne_03302025年7月20日読み終わった(こまどりの鳴き声が)「『ここにいる』って叫んでいるみたいに聞こえた」 「だいじょうぶって訊く時は相手の返事をあんまり信用したらあかんし、だいじょうぶって答える時は、ほんまにだいじょうぶな時だけにせなあかんらしいです」 人は自分の欲しい返答を、リアクションを、勝手に人に期待する。 反射的に間違いを指摘できる人、曖昧に笑顔で防御する人、自分の好きが分からなくなった人、色んな人が出てきて、なんだかしみいる心持ちがした。 疲れた人におすすめしたいお仕事小説。 長らく積んでいた本の中から引っ張り出して読了。
- 麻乃@asano042025年7月6日読み終わった借りてきた読了。 読みながらモヤモヤした。古い会社の価値観に合わないのはよく分かる。 社長の伸吾が主人公茉子に対してちょこちょこいう言葉、甘えてるんじゃねーよと思ったり。 期待の言葉がかけられなかったからって傷つけていいわけじゃないよね。 こまどりの声は意外と大きくてここにいるって叫んでいるみたいって。 みんな自分の見たい世界しかみてないんだよね。 そういうものだよなぁ。
- kino@kino_nnn2025年5月17日読み終わった読了。読み始めた当初は好きな文体と好きな文体ゆえに日常で起こりうる些細な嫌な事の描写がリアルに感じられて読むのが苦しくなる時もあったが、読み終えた今はそれを乗り切れて読み終えられた心地良さでいっぱい。苦手な人がいて、嫌なことがあって、とはいえ誰かが我慢するでも無く誰か一人が悪者になるでも無くなんとか分かり合おうとする話。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年8月6日読み終わった綺麗事と言っている人がいて驚いたが、各々の行動が少しずつ会社を変える、というのは実感としてある。知らないのだ。地方の小さな製菓会社の職場環境なんて。悪者がおらず、みんな無意識で適応できていない。 「未明の砦」にしても、最近仕事との向き合い方が過渡期なのではと思うことが多い。