天路の旅人(下)

10件の記録
- MDR@MDR20252025年6月14日読んでるまだ読んでる@ 自宅「西川には、記念品を手に入れると言う発想はなかった。知らない土地に行きたいとは強く思う。だが、それは自分の目で確かめ、体で感じられれば良いので、その記念のものなどを必要ないのだ。」208ページ 物見遊山ではない主人公西川の心情だ。ブッタガヤを体で感じる、まさに仏(神)の根幹を体で感じたいという主人公の心情だろう。
- MDR@MDR20252025年6月14日読み終わった@ 自宅読み終わりました。私は個人的のこの西川一三という主人公の人柄が沢木さんを動かしたのではないかと思います。食わず嫌いだった沢木耕太郎さん、深夜特急を読んでみようと思いました。
- MDR@MDR20252025年6月14日読んでるまだ読んでる@ 自宅「西川の目から涙が流れてきた。そして、ああ、仏だ、初めて本当の仏の姿を見た、と思った。」257ページ やはり主人公西川が巡り会うのは仏であり、人に宿る神性だった。
- MDR@MDR20252025年6月12日読んでる@ 自宅「聖と言い、卑と言う。だが、聖の中にも卑はあり、卑の中にも聖は存在する。」これが主人公西川の大陸の感想。仏教国だから適切ではないかもしれないが、旅の中で相対する人に神性を見る主人公。この一文がこの旅の本質ではないだろうかと思われる。