テロリストのパラソル
32件の記録
LUCiA@gogo2026年10月2日買った読み終わった1995年に乱歩賞と直木賞を史上初めてダブル受賞した、とのことで期待して読んだ作品。これも傘寿の母へのプレゼントとして購入。プロジェクト前に読破。 まだ携帯が普及し始めた頃のようだ。パソコンにも主人公はびっくりしていた。ものすごく記憶力の良い人だからあらゆる新聞記事、テレビニュース、電話番号などを覚えていられる、と言う設定は、なんだかさらりとしか書かれておらず、それが何か?と言った印象。テレホンカードで公衆電話から電話をかける様子は、自分の若い頃を思い出させる。あの頃はいかに電話番号をゴロよく覚えるかを考えていたなぁ。今ならスマホで何でもできる代わりに、全てデジタルの足跡がつくのをいかに上手くかわすか、になるな。 巻末特別対談で、逢坂剛と黒川博行がこの作品について、乱歩賞と直木賞を受賞したのはやはり文章力だと言っているが、確かに何かちょっとハードボイルドな文章。しかし何と言うか、二度三度とどんでん返しがあり裏切りに次ぐ裏切りがテンポ良く進む現代のミステリーにすっかり慣れてしまった私の脳ミソには、この小説に出てくる人物たちが良い人ばかりなのが、、、あれ?もっとこの人にウラはないの?と思いながら最後まで読み終えてしまった。 30年って、こんなにも価値観とかものの考え方が変わってくるんやねー。という感想でした。
トラ@Toreads12342026年8月4日賞金稼ぎ的な作品の出自にひかれて読んでみたけど、滅茶苦茶おもしろい。まず文章にひっかかりがないから、話の中心にフォーカスしながら読める。その上で、この時代の「かっこいい」を表しているんだろうなと感じる。 主人公が新宿中央公園でテロを目撃して、そこから被害者との繋がり、加害者の探索。全共闘の同士だった優子と桑野が巻き込まれてる。ヤクザ、ホームレス、警察、巨大企業、活動家。大きく広がって、最後はとても小さく終わる。 時代性なのか、村上春樹に似ていると思った。 「彼女はまたアクセルを目いっぱい踏み込んだ。山崎家に到着するまで、私はシートベルトを装着することに決めた。」(p.279) 時代の変化。シートベルトをつけることに意味をもたせ、表現として幅をもたせられた時代。 「私たちは世代で生きてきたんじゃない。個人で生きてきたんだ。(後略)」(p.372) この考えは常に忘れずに持っていたい。
tar_a_butter@tar_a_butter2026年7月4日読み終わった最後の数ページで涙がこぼれた。 自分が普段読まないテイストの作品なのもあり、序中盤は不安な気持ちもありつつ読み進めたが、中盤を越してからは続きが気になって仕方がなかった。 キャラクター造形が好きです。どの登場人物にも人生が見える。
なつまる@jinbe17082026年6月28日読み終わったストーリーが面白いのはもちろんなんだけど、文章が好みというのも相まって、気づいたら読み終わってた。楽しい読書時間ってあっという間なんだよな…って久しぶりに感じたかもしれん。 すっかり藤原伊織先生の虜になり、他の本も全部読むぞと決意。 あとこれ、文春文庫版を読んだんですけど講談社文庫版もあるんですね??そっちの解説も読みたすぎる。

みやこ@mii_252026年3月2日読んでるp103 この世界が存在するための必要成分でさえある悪意 その得体の知れないものは、ぼくらがなにをやろうと無傷で生き残っている そこでは自己否定なんて、まるで無力

うどん大臣@mameudon2026年1月15日読み終わった最後まで読んだ!! 正直ミステリとしては、知らなかった要素から導かれることが多く、すっきり感はなかった。 でも人間関係とその変化にまつわる部分がおもしろく、トリックよりそっちに興味があるわたしは楽しめた! 闘争の時代を生きた人の「いま」が気になる。あの時代に煌々と燃えていた魂は、鎮火もされずくすぶったままだったのではないか。この本の中で起こったようなテロが起きなかったことは僥倖としか言えないのではないかと思った。 桐野夏生さんの「夜の谷を往く」も同じ、闘争に生きた人の「その後」。まったく生きざまの違う「その後」がおもしろい。
うどん大臣@mameudon2026年1月14日読んでるchat GPTに「あんたに合いそうだよ」とおすすめされた一作。たしかに面白い。 歴史フィクションとまではいかないけど、東大の学生運動の話が出てくる。主人公のカンが良すぎて、小難しい話を瞬時に理解してしまうので、読者としては「おいどういうことなんだ、もっと突っ込んで聞いてくれ」となる。 あと50ページくらいで読み終わるのでまた書きます。




















