太宰治の辞書
14件の記録
余白@ruisui2026年7月7日読み終わった〈円紫さんと私〉 6作目、ラストです。 「私」はアラフォーになっていて、職場の中堅になっており、結婚して、中学生の息子さんがいます。 でも、本にまつわる謎(というか疑問)を追う姿は相変わらず情熱的で、研究者のよう。 生活が変わると、友だちも変わりますが、「私」の友情は学生時代から変わらず続いているようで、うれしい。 正ちゃんから太宰の『女生徒』を借り受けるのですが、「返さなくていい」と言われます。 —— 「変なもんだね。若い頃だったら、まず〈ちゃんと返せよ〉っていったのに。 でも、この年になると違うな。自分の好きだった本が、友達のうちにずっと置いてあるのも、悪いことじゃない」 —— 人との距離が変わり、時間も流れ、考えが変わる。 それはさみしいことだけではないんだなと温かくなりました。








みつば@mitsuba328292025年12月27日読み終わった「謎を解決するミステリー小説」というよりは、「好きな作品のことをとことん調べて、考察を広げていく」という印象でした。考察楽しいよね。 題材になる作品の作者がなくなってらっしゃるので、ミステリーで「これが真相ですよね?犯人さん!」とするように答え合わせができない謎もある。それでも、謎を調べるために様々な文献をあたってきた≪私≫だからこそ、「きっと答えはこれだ!あの文豪はこんな気持ちだったんだ!」という答えに辿り着くことができる。それによって、時代を経て文豪と≪私≫が繋がっていくようで素敵だと思いました。









