父と子

父と子
父と子
ツルゲーネフ
新潮社
1998年5月4日
4件の記録
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年6月12日
    ふだん私は共感ベースで小説を読むことはないのだが、この本ではどの人物たちにもいくらか感情移入してしまった。なぜかといえばおそらく、タイトルにあるような〈男〉の論理に基づく世代間対立にとどまらず、社会制度や家族制度における何がしかの地位=ポジションを引き受けた人間同士のさまざまな関係性を、ツルゲーネフは、ロシアの地に根ざすリジッド構造であると見通し、それでもなお、写実表現によって普遍的な情動の綾へと昇華することを厭わなかったからであろう。
  • 汐入
    汐入
    @yogishaninotte
    2025年4月23日
    太古の昔から人は気難しい偏屈男とその友人の気性が穏やかな男のコンビが好き! 主人公2人の名前をロシア語で検索すると最初にFF(Fan Fiction)がサジェストされて笑ってしまった。原作準拠ものから現パロ、成人向けまで色々ヒットし、作品感想コメントには「ずっとこのカプが好きで……この傑作を書いてくれてありがとう!!」とずらずら並び、オタクの悲鳴はどの国も変わらなかった。
  • RIYO BOOKS
    RIYO BOOKS
    @riyo_books
    2021年1月24日
    いままでぼくは自分がわからないで、力以上の課題を自分に課してきたんです……ぼくの目はついこのあいだ、ある一つの感情のおかげで開かれました。
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