ジーノの家 (文春文庫 う 30-1)

18件の記録
夏河@myhookbooks2026年10月25日読み終わった面白かった! 初めての内田洋子さんでした。随分前に買って、最初の「黒いミラノ」を途中まで読んで、その時はしっくりこなくて積読になっていた。なんとなく、夏が終わって、秋の真ん中、冬の気配が少しずつしてきた今の季節に合う気がする。 全編を通じて、じんわりとした異世界感があって、それはイタリアだからか、それとも時代のためなのか、はたまた内田洋子という人間がそのエピソードを描き出すからか、深くじっとりと染み入っていくようだった。 人間って、土地って、生きるって、さまざまな複雑さが重なり合って、いろいろ抱えて、それらを消化したり出来なかったり、とにかくたくさんの言葉には出来ない瞬間が描かれていて素晴らしかった。さすがエッセイの賞を同時受賞するだけある。 どれも良いのだけど、「僕とタンゴを踊ってくれたら」と「ジーノの家」が本当に染み入った。

ゆずりは@setsu03122026年10月15日読み終わったこの前読んだ『ミラノの太陽、シチリアの月』の解説に『ジーノの家』に登場した人たちが再登場した、とあったのがこの本を読むきっかけ。 「あぁ、この人が!」と旧友に会ったような気持ちになる。『初めてで、最後のコーヒー』『船との別れ』は、じわっと涙が…。 今までどうして読まなかったんだ!と自分を叱りつつ、出会えて良かった〜!と幸せになる。本棚に置いて、読み返したい本。





nogi@mitsu_read2026年5月6日読み始めた内田さんの本を何冊かまとめて注文したので積み本を読んでいこうと思い今月はこちらを たぶんこれが内田さんの最初の本……? 冒頭の「黒いミラノ」がすでによい

すい@pachica2025年7月27日買った読んでる読み終わったイタリアいくかも〜と思いエッセイを あとがき解説にも映画のよう、とあったけれど、まさに。 映画のワンシーンに立ち会ったように強いイタリアの香りが立ち込めて胸がかっとあつくなっている。 すきです。
ryo i@immoue2025年3月12日読み終わったエッセイウンブリア旅行のお供に。現代のイタリアに生きる素朴な人びとをめぐる短編小説のようなエッセイが10篇。早朝のバールで出会った警察官から教えられたミラノの暗やみ。北斎の生まれ変わりだという天啓を得たリグリアの老いた画家と奇妙なイタリア語を喋る日本人の老女。ミラノ郊外の田舎で繰り広げられるダンスホール。アパートの火事さわぎをきっかけに絆を深める住人たちの集い。インペリアの丘の上にしがみつくようにしてある家での暮らし。誘拐された犬の身代金をめぐって仲間たちで交わされる談義。シチリア島のサボテン農家たちの暮らし。ぼったくりタクシー運転手とめぐるナポリ、心づけのコーヒー。ジェノヴァに逢着したペルーからの大家族との暮らし。セストリの海岸に打ち棄てられた古舟に取り憑かれた老人を弔う儀式。異国に暮らしている身としては嫉妬を憶えてしまうほど強度のあるエピソードの数々に魅惑されっぱなし。どうしたら彼女のように身軽で、世界にたいしてひらかれていられるのだろうと、自分の変わり映えのしない逗留生活をおもわず恥じてしまう。あるいはイタリアという土地がもつ魔力なのだろうか。









