夜行観覧車

27件の記録
- teru@teru2025年9月30日読み終わった両親と書店に行き、買ってもらったサイン本。 他にも湊さんの小説がある中、本書の表紙が一番好みだった為、手に取った。 高級住宅地の「ひばりヶ丘」が主な舞台。 遠藤家・高橋家・小島家という三つの家庭から描かれている。 読み進めるごとにモヤモヤとしていた部分が、糸のように何かしら繋がりがあって、少しずつ鮮明になってくる。 視点が変わる度に新しい発見があり、とても面白かった。 後半まで、ずっと薄暗い雰囲気が続く。 正直、このまま終わってしまうのかな、と不安に思った。 だけど最後は、ポッと優しく灯るような希望が、彼らから感じられた。 ドラマは全十話。 Amazonプライムで観てみたい。
- アーク@ark_t2132025年3月26日読み終わった坂道病の表現が印象的だった。 「普通の感覚を持った人が、おかしなところで無理をして過ごしていると、だんだん足元が傾いているように思えてくる。精一杯踏ん張らなきゃ転がり落ちてしまうけれど、意識すればするほど坂の傾斜はどんどんひどくなっていって、自分自身が歪んでしまう。その歪みに気付かないから、背中をトンと軽く押されただけで、バランスを崩して転がり落ちてしまう。」
- あーち@88_aaachan2025年3月21日読み終わった高級住宅地に住む家族に起きた事件。 隣の芝生は青く見える、歪んだ世界。 少しの掛け違いで崩れる絆。 遺されたこどもたちはどう生きていくのか。
- あるみの@arumino2021年4月16日かつて読んだ湊かなえ先生の作品は今作が初めてでした。 中盤以降からは読むのをやめられなくなってしまい、気づけば一気に最後まで読んでいました。 私が知りたかった謎が最後まで謎のままだったので、読後感はなんともスッキリしない感じになってしまいましたが、 これからもっと沢山の作品を読み漁って、またいつかここに戻ってきて、改めて感想を書けたらなと思います。