服従
13件の記録
dstar10@dstar102026年8月4日読み終わった10年ぶりに再読した、再々読かもしれない 実に見事な構成の小説という感想は2015年の初読時から変わらない カトリック文明、その退廃と衰退の体現者であるユイスマンスの研究者である主人公の大学教授が2022年大統領選挙の際に経験する、ある種の地獄巡りを経て、長年のアイデンティティと訣別する そして彼が新たに向かった未来とは…という筋立てです イスラムとカトリック、衰退と繁栄、国家と暴力といった対立軸や問題系を主人公フランソワの自問や会話から浮き立たせる手法は手練れの極みであり、再読してみると他の登場人物はいささか説明的なセリフが多いと思わされる場面もある ですが!古今東西虚実ないまぜの人物名やアイデア、思想の織り交ぜが巧みであっという間に読み終えてしまう傑作となっている 時事性と芸術性の高さが際立つウェルベック随一の…と言いたいところですが、その後さらにその上をいく「滅ぼす」が2023年に出るのである
タカノユズキ@ankowatubuan_052026年6月25日読み終わった「知識人は権力に弱い」は至言。 シャルリー・エブド襲撃事件の直前に出版されたため注目された本書、日本でもイスラームとの軋轢が問題化している現在において読んでおいて損はなかった。

彼らは読みつづけた@findareading2017年5月19日かつて読んだ電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《希望がなくなったとき人々に残されているのは読書なのだと信じるべきなのだろう。》 — ミシェル・ウエルベック著/大塚桃訳『服従』(2015年10月Kindle版、河出書房新社)













