Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
dstar10
dstar10
@dstar10
  • 2026年7月4日
    夏帆
    夏帆
    『夏帆』 難題を突きつけられ、それを解決する旅、繰り返されるモチーフ(しゃべる動物、夢の中の暴力、異世界の入り口、警告された脅威が遠くから近づく、壁抜けetc)を滑らかに漂う。難題はずいぶんヤワになった。作者自身の体力の衰え(またも)を思わせる、しかしそれは読者たる私の衰えと同時進行なのだ ともに老いを慈しむことのできる作家を持てたことを喜ぶべきなのだ
  • 2026年6月22日
    虐殺器官
    虐殺器官
    プロットとアイディアは間違いなく世代を越えた傑作でしょう。ここに提出されている紛争、貧困、文明と生活の軋轢は、あまりにも今日ここにある危機とがっちり交差しております。ボルヘス、ダーウィン、カフカにモンティバイソン他のペダントリー参照系、電子ガジェットも効いております。やや類型的な人物描写と女性の関わり方はプロット推進のため必要ではありますが、スレ切った私には瑕瑾と感じられました。しかし後書き含めてそうそうは出てこない名作であり、著者の早世はかえすがえすも残念です
  • 2026年6月10日
    ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ちくま文庫 う 18-2)
    短編集というか断片集のような 自動書記といったら良いか溢れる想念を集めたもの 「意識の流れ」といってしまえばまとまりよく収まりますが独自の世界で良かったです
  • 2026年6月6日
    アメリカン・マスターピース 戦後篇(柴田元幸翻訳叢書)
    戦後篇も再読 粒揃い度はアンソロジー3冊のうち一番です オコナーの名編と「ノー・カントリー」は繋がっている マラマッドは「最初の七年間」が選ばれても良かったかな しかしなんといっても「バナナフィッシュ日和」に尽きます 3冊の中でも群を抜いている 何時読み返してもいろんなパートで衝撃を受けます
  • 2026年6月5日
    アメリカン・マスターピース 準古典篇
    再読 といってもけっこうキレイに忘れているものも多かったので(略 フォークナーはじめ今その内容も形式も語法もあかんやろ連発ですがWW II前のアメリカはこうだったはビリビリ伝わる フィッツジェラルドがやっぱり良いですね
  • 2026年5月31日
    アメリカン・マスターピース(古典篇)
    アメリカン・マスターピース(古典篇)
    再読 「書写人バートルビー」メルヴィルが白眉でした ジェイムス、トゥェインも良い、ロンドンも…ってみんな傑作揃いなのは突然なんでした
  • 2026年5月28日
    適者はいかに作られる
    適者はいかに作られる
  • 2026年5月25日
    ジェイン・エア(下)
    ジェイン・エア(下)
    素晴らしい この筋の展開を先読みするのは無理というものでしょう 一人称の圧倒的ナラティブがまさに正統世界文学を証明しています グリーン『情事の終わり』を思い出す聖書と人生の関わり 確かにこれは名作です いづれの方も長生き出来なかったブロンテ姉妹の奇跡の作品群の一つであると感じ入りました
  • 2026年5月24日
    ジェイン・エア(上)
    ジェイン・エア(上)
    「高慢と偏見』も『嵐が丘』も読んでいないのですが、例えば海外読書系Youtuberの世界文学ベスト20みたいな企画では必ずかなりの上位に来るこの小説、興味本位で読み始めてまずは光文社版上巻終了しました 英国調の回りくどさはわずかにありますが、身構えてたのに意外にも読みやすく、あっという間の読み心地でした さて後半どうなるか
  • 2026年5月21日
    高校数学でわかるマクスウェル方程式
    基礎的な内容でも知らないことばかりとおもわされる良書です 最終章は相変わらず格調高い締めですね
  • 2026年5月12日
    すごい物理学講義
    すごい物理学講義
    タイトル通りの内容、なんですが実に高踏的で高等なので雰囲気を完全に伝えてなくて惜しい感じ さすが大ヨーロピアンらしく古典と最先端の知識を縦横無尽に行ったりきたりする深みリッチさがすごい(我ながら酷い文章) ボーアとディラックとハイゼンベルクそしてもちろんアインシュタインは出てくるがシュレディンガーはまる無視されている これは彼の方程式に「時間を含む」ものがあるせいか?花田清輝によるエッセイ『目の鱗』にも通底する関係の網目(の面積)こそ現実の表出である(大意)という記述に出会えて痺れました 超弦理論ではなくループ量子重力理論(初耳)に至る、詩人の語りによるハード理論書 もう最高で他の翻訳書も続々出てたようなので追っかけます 積読してたのが勿体なかったが、他の物理読み物を読んでいた多少理解しやすかったからまあヨシとします ナイス!
  • 2026年5月10日
    ホログラフィー原理とはなにか 宇宙と素粒子を統一する最新理論
    2026年4月出版のキトキトのブルーバックスです。この間読んだハートッホの本よりさらにぶっ飛びの内容でした。AdS/CFT対応の少し詳しい解説があって良かった。「辞書」とか「ひも」みたいな日常の語彙が世界成立大原理の補助に使われているのが面白い、とトン・チン・カンな感想を口走って終わります
  • 2026年5月8日
    転落
    転落
    新訳で再読した 『カミュ ふたつの顔』で強調されていたように、この小説や主人公の造形にサルトルへの意趣返しや当て擦りをよみとるのは容易かもしれない しかし長い時間の経過した今、その背景から遠く離れて本作品と向き合うことができる 教条主義的思想ではなく、あくまで個人の根源的死生観から距離を置かずに考え、表現し続けるカミュの姿勢は今でも価値を失っていないと私はいつも思っている
  • 2026年5月5日
    ピサへの道
    ピサへの道
    こ・れ・は仕掛けとオチのきつい昔ながらのお話集でした だいぶ前に読んだ『アウト・オブ・アフリカ』が最高だったディーネーセンの相変わらずの浮世離れぶりと真面目なんだかよくわからないユーモアはおおいにありました
  • 2026年4月30日
    宇宙・時間・生命はどのように始まったのか?:ホーキング「最終理論」の先にある世界
    これは大変なスケールの宇宙(創生)論でした え、時間と空間が入れ替わる?ボトムアップからトップダウン宇宙論に変わった?ブルーバックス数冊しかも斜めよみではたちうちできないないようではありましたが、通読はさてホーキングの長く深い道のりの一端を垣間見ることができて満足です
  • 2026年4月26日
    はじめての解析学 微分、積分から量子力学まで
    解析学のさわりから 最終章は量子力学について シュレディンガー方程式のその少し先まで触れている さあどんどん進みます
  • 2026年4月9日
    量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか
    波の収縮、ボルンの確率則、デコヒーレンス…想像しにくい概念が続々ですけどとにかく読み終える
  • 2026年4月7日
    世界は「e」でできている オイラーが見出した神出鬼没の超越数
    数学解説パートより読みものパートの分量が多い なかなか頷ける内容でこれもまた良かった
  • 2026年4月2日
    あれは何だったんだろう
    言葉本来の意味でUnique、唯一無二のエッセイスト岸本氏 最新作はずいぶんとファンタジー方面に傾斜した、が、どれも珠玉の名文なのは今まで通り 想定と挿絵も最高の出来です
  • 2026年3月25日
    海をこえて 人の移動をめぐる物語
    国境って?国家とは?人類史上、移動する自由が後退してきたのは何故か エチオピア女性の海外移住(出稼ぎ)をフィールドワークのテーマに据えながら移民、難民、人の移動を考察する
読み込み中...