オーデュボンの祈り(新潮文庫)

35件の記録
鷲津@Washizu_m2026年4月6日わたしの本棚伊坂幸太郎さんのデビュー作 確か何かの賞を取ったタイミングでこの本を知り、そこから私と伊坂さんの関係が始まります。『バイバイ、ブラックバード』が出るまでは、伊坂さんの作品で一番でした。今でもよく読み返します 人それぞれに読書の理由は異なると思いますが、私の場合、自身のバイオリズムを一定に保つ為の読書…そう思っている面があります。だからなのか、手持ちの本をよく読み返したりもしています リアルな日常は何かと面倒事も多く、些細なことで気持ちのブレが大きくなりがち。油断すると自分ではない何かの感情が襲ってきそうになります そんな気持ちにならないように、時々の心模様に合う本を手に取り、自分を取り戻す…そういうことの繰り返しかなぁ その意味で本棚は、私にとって大きな薬箱。今ではこんな時には、この本が効くと処方箋も分かって、手に取る本に迷いはありません。残念なのは、この薬箱、私にしか効きませんが 伊坂さんの良さは、その軽妙さ。絶妙と言えます 主人公がある日突然、非日常に迷いこみ、深刻に展開しますが、徐々に主人公は状況を楽しみ始め、各所でクスッとさせられる。登場する殺し屋さんも、揃いも揃ってどこか抜けていて憎めない存在。上手く表現出来ませんが、どこかホッとします 『伊坂幸太郎の処方箋』には、こう書かれています。「危機的な状況に効く』と。効能欄に「ガチガチに凝り固まった頭と身体がほぐれ、自分の原点に立ち戻り前を向ける筈」と無責任に書いてあります 結局、深刻な顔で悩んでみても、上手くいかない時は上手くいかない。ピンチな時ほど、笑みを絶やさず軽やかにステップするくらいが丁度いい…不思議と読後はそう思えてくるので、このお薬、確かに私にはよく効きます ここまで全く本の説明をしていませんでしたね。オススメしたい本なので、少しだけ紹介します 主人公は伊藤くん。後に「重力ピエロ」にも登場します。何故か彼コンビニ強盗をしますが、失敗して逃げます。逃げた先は仙台の「萩島」 最初、日本地図で探しました。伊坂さんの小説は、大抵の場合、場所は仙台ですが、街自体は架空の場所で実在しません でもその設定がいい感じに日常と非日常の橋渡しとなり、冒頭から伊坂ワールドに取り込まれます そして『オーデュボンの祈り』最重要人物「優午」...案山子です この案山子、普通ではありません。喋ります、そして未来が分かります。その優午がある日... この設定にハマりました。長編小説ですが、読み始めたら途中で止まらなくなります 音楽でも小説でも処女作は、作者が一番時間と熱意を注いだ作品ではないでしょうか この小説には伊坂さんのエッセンスが凝縮され、伊坂さんの原点を感じることが出来ます だからなのか、今でも薬箱の特等席にこの本が座っています






金太郎@fuuko02122026年3月30日読み終わった読了後の余韻がすごい。 あの個性的な登場人物をもう見られないと思うと寂しい。 小さな島での壮大な話だった。 伊坂幸太郎作品を初めて読みました。個性的な登場人物、飽きさせない場面の数々、読みやすく詩的な文体が素敵でした。他の作品も読んでみようと思います!




金太郎@fuuko02122026年3月27日読み始めた昨日から読み始め、現在138ページ 絶対合ってないだろうけど考察をしてみました。 138ページまでの内容を含むので読んでない人は注意してください。 ①優午(カカシ)は生きてると思う!カカシを通してコミュニケーションを取っているだけで本体はそれではないのではと思った! ②優午は自分の意思で死んだのかも!完全にメタ推理だけど、既読の人に悪いラストじゃないと聞いていたのでそうなのかなーと。 ③オーデュボンの没年と優午の生まれ年が近いのは何かありそう。カカシは取り除けのものなので鳥が鍵になるのは確か。 ④若葉ちゃんが寝転んでいる場所の下には生きているものor生きていたものがあるのかも?個人的には園山さんの奥さんの死体かなと思った。 以上、今の所の考察でした!既読の方はこの的外れな考察を見てニヤニヤしてほしいです。
金太郎@fuuko02122026年3月24日ちょっと開いた次読む本は君だ!!🫵🫵 まだプロジェクト・ヘイル・メアリーに浸ってるから読み始めるの遅くなりそう!!! でも、私の周りの人みんな伊坂さんを絶賛してるから期待してるよ!たのしみ〜😍





り@ryohei_132026年2月16日読み終わった10年以上前に読んだが、再読。伊坂幸太郎さんのデビュー作。デビュー作でこのクオリティ。これが伊坂幸太郎なんだなと思った。 全体から受ける印象は、わりとドライ。でも心地よい乾燥感のある物語だなと思った。登場人物は決して喜怒哀楽がない訳ではなく、感情表現はするが、それが台詞では表されていないから、そう思うのだろうか。激しさや五月蠅さを感じないので、読んでて心地よい。 いろいろと変わった人物が出てくるが、特に桜という男が好きだった。この人の生き方は理想で、これが許される世界はユートピアかもしれない。自分が桜になれなくても、桜が許される世界は、少し住んでみたい。
- くろ⚯̫@vine_grape07042026年1月31日読み終わったこのデビュー作は読んでなかったけどとても面白かった。すでにスタイルが確立されていてすごい、さすが。伊坂幸太郎の話のふわっとした部分も好きになってきた。静香さんのその後が気になる。


- 豆柴と本@mz27492026年1月3日読み終わった2025年末から2026年始にかけて読み終わった 伊坂幸太郎のデビュー作品を遅ればせながら初読みです いやー面白かった、解説にもあったけどめっちゃシュールな小説だった 登場人物が個性ありありで、案山子が喋るという設定がありえないんだけど、コレがきちんと物語として成立するところがすごい 伊坂幸太郎の小説は登場人物が他の物語にも出てくるところが魅力的、この小説に出てきた人物もラッシュライフ、重力ピエロ、陽気なギャングといった作品にも出てるくるらしいので読んでみたい ラッシュライフ、重力ピエロは読了済みなので、次は陽気なギャングかな!


sigure@__d1293o2025年10月20日読み終わった伊坂さんの小説は久々に読んだけど、良い読後感だ〜 まず、オーデュボンの祈りというタイトルを読んだ後に見返して、良さを噛みしめて唸ってしまった。こんな綺麗なタイトルありかよって 最近は刺激的な鈍器で頭を殴られるような感覚の小説ばかり読んでいたからこそ、このシュールであたたかい世界観が沁みた 城山とか全然あたたかくないし、殺人事件も起こるんだけれど、登場人物たちがどこかシュールで人間味があって、やりとりもクスッとするようなものが散らばっていて、読んでいて心地よい それでいてミステリーらしく構築されていく謎もちゃんとあって、ミステリーというジャンルの幅は凄まじいなと改めて感じたなー なんでも分かるようになりたいと思うけれど、ミステリーでいう名探偵的な、この作品では優午のような、神様的立ち位置はそんな楽なものじゃないんだろうね。「先のことなんて知らないほうが楽しいんだ」って、そうやって楽しんで生きていきたい

sigure@__d1293o2025年10月17日読んでる冒頭読んでてなんとなーく、どこかに村上春樹のねじまき鳥クロニクルを感じたけど、なぜなのかも分からないし、そういえば私はねじまき鳥クロニクル1巻目すら読み終わっていないんだった
楓@s_caede2025年9月2日読み終わった城山という頭のおかしなやつがこわくって、どうかみんな殺されませんようにと震えながら読んでいたのだけど、途中であっこれは桜の植えた花の種の上で城山殺されますね?と予感してからは見事にその通りに話が進んで安堵というかすっきりしたというか😂 しかしそっちに気を取られ、この島に足りないものが音楽だってのには全然思い及ばずなるほどすげえ〜〜〜!!!そういうことだったのか〜〜〜!!!と感動いたしました 優午にも届いたのだろうか



しおり@Kaffee58882025年4月1日読み終わった再読中昔から不思議の国のアリスが好きだった。 伊坂幸太郎先生の一作目を十年ぶりくらいに読んだ。やはり当初感じたように今回も面白いと感じた。再読すると、違うところに気がつくので嬉しい。(特に伊坂先生の場合、別作品の人物が出てきたりするのでここにもいたんだね、という気持ちにさせられる。) 冒頭の不思議の国のアリスの話に戻るのだが、再読してみればそういえば不思議な場所に気がついたら辿り着いているところや、「ウサギ」などや「桜」などはアリスを踏襲しているのではないか?と思い至った。さながら、現代版アリスではないかと思うのだ。ぜひ、アリス好きは読んでほしい。ついでに安部公房の壁もアリスっぽいので読んでほしい。























