オーデュボンの祈り(新潮文庫)

18件の記録
sigure@__d1293o2025年10月20日読み終わった伊坂さんの小説は久々に読んだけど、良い読後感だ〜 まず、オーデュボンの祈りというタイトルを読んだ後に見返して、良さを噛みしめて唸ってしまった。こんな綺麗なタイトルありかよって 最近は刺激的な鈍器で頭を殴られるような感覚の小説ばかり読んでいたからこそ、このシュールであたたかい世界観が沁みた 城山とか全然あたたかくないし、殺人事件も起こるんだけれど、登場人物たちがどこかシュールで人間味があって、やりとりもクスッとするようなものが散らばっていて、読んでいて心地よい それでいてミステリーらしく構築されていく謎もちゃんとあって、ミステリーというジャンルの幅は凄まじいなと改めて感じたなー なんでも分かるようになりたいと思うけれど、ミステリーでいう名探偵的な、この作品では優午のような、神様的立ち位置はそんな楽なものじゃないんだろうね。「先のことなんて知らないほうが楽しいんだ」って、そうやって楽しんで生きていきたい

sigure@__d1293o2025年10月17日読んでる冒頭読んでてなんとなーく、どこかに村上春樹のねじまき鳥クロニクルを感じたけど、なぜなのかも分からないし、そういえば私はねじまき鳥クロニクル1巻目すら読み終わっていないんだった
楓@s_caede2025年9月2日読み終わった城山という頭のおかしなやつがこわくって、どうかみんな殺されませんようにと震えながら読んでいたのだけど、途中であっこれは桜の植えた花の種の上で城山殺されますね?と予感してからは見事にその通りに話が進んで安堵というかすっきりしたというか😂 しかしそっちに気を取られ、この島に足りないものが音楽だってのには全然思い及ばずなるほどすげえ〜〜〜!!!そういうことだったのか〜〜〜!!!と感動いたしました 優午にも届いたのだろうか



しおり@Kaffee58882025年4月1日読み終わった再読中昔から不思議の国のアリスが好きだった。 伊坂幸太郎先生の一作目を十年ぶりくらいに読んだ。やはり当初感じたように今回も面白いと感じた。再読すると、違うところに気がつくので嬉しい。(特に伊坂先生の場合、別作品の人物が出てきたりするのでここにもいたんだね、という気持ちにさせられる。) 冒頭の不思議の国のアリスの話に戻るのだが、再読してみればそういえば不思議な場所に気がついたら辿り着いているところや、「ウサギ」などや「桜」などはアリスを踏襲しているのではないか?と思い至った。さながら、現代版アリスではないかと思うのだ。ぜひ、アリス好きは読んでほしい。ついでに安部公房の壁もアリスっぽいので読んでほしい。















