「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史

「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史
「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史
辻田真佐憲
講談社
2023年5月18日
14件の記録
  • n
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    @blue_27
    2025年11月9日
    中立な立場でこのような内容に触れてくれているためか、内容がスッと入ってきた。 「戦前と戦後が同じ77年で並んだなど、たんなる数字の遊びにすぎない。」 様々な形で神話が国の存立のために使用され、国、国民、軍部、それぞれの立場が神話をいいように解釈する。 これにより、戦時中の日本・現在の日本が存在する。 明治神宮外苑の再開発にも触れられていた。 筆者は、物語の全体像を理解せずに、めさきの運動やSNSの流行りに対して批判することで、矛盾をきたしているのだという。 たしかに、昨今「なんか批判をしたい」みたいな人が多いように感じる。 それこそ、全体像を理解せず、自分の主張も持ち合わせず、なんとなく、目の前の文章や出来事にたいして、「ここが気に食わない!」と声を荒げているだけのような気がしてしまう。 そんな人にはなりたくないなと、筆者のあとがきを読んで感じた。 「戦前回帰」という言葉も耳にするようになったが、そもそも「戦前」とは何を指すのか、それを説明できる人は少ないのではないか。 「戦前」を体験している人がもう少なくなってきている時代に、なにをもって「戦前に戻った」とするのか。 体験していないからこそ、全体像の把握と、それに対して一人ひとりが考えていくことが大切なのだと感じた。
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    @blue_27
    2025年11月8日
    神武景気・岩戸景気・いざなぎ景気の由来を初めて知った。 景気の名前は教科書で出てきてても、由来まで話してくれた先生はいなかったのでは…? それも、著者のいう「神話の教養」がなくなっている所以なのか。 2002〜2008年の景気上昇は「いざなみ景気」と名付けられているらしい。 生活実感を伴わなかったことを1番の理由としているが、現代の人々に神話の知識がないことも「いざなみ景気」が定着していないことの理由としているのも興味深い。 そもそも、イザナミはイザナギの後に誕生しているため、本来であれば「開闢景気」「むすひ景気」が正しくなる。 神話の教養が失われたことからくる、勘違い(適当…?)なのだろうか。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年10月14日
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    @blue_27
    2025年10月13日
  • 六花
    六花
    @rikka-momohana
    2025年9月7日
    利用される神話、美化される歴史。
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    @blue_27
    2025年9月7日
  • 吉良
    吉良
    @juny4235
    2025年8月29日
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2025年8月10日
  • 武田 俊
    武田 俊
    @stakeda
    2025年6月21日
  • おかゆ
    おかゆ
    @okayu4030
    2025年5月30日
  • n
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    @blue_27
    2025年4月30日
  • コタ
    コタ
    @hts
    2025年3月26日
    むかし読んだ。戦前の美化されている歴史や物語が実は明治以降の作り物だった、って話だったかな…。だいぶ曖昧ですみません。
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