外套・鼻
26件の記録
葉子@yok0-20262026年5月22日読み終わった普通なら有り得ないような話だが、読んでいるうちに惹き込まれ、現実にある話だと思い込まされるような、むしろ本当に起こる出来事なのではないかと思ってしまうような、そんなお話。 平井肇の訳が素晴らしくよい。 今まではロシア文学だとドストエフスキーやトルストイなどしか読んだことがなかったけれど、ゴーゴリを知ることで、他のロシア文学作品も読みたくなった。 『外套』は後年のロシア文学に非常に大きな影響を及ぼしたそうで、 «われわれは皆ゴーゴリの『外套』の中から生まれてきたのだ!» とドストエフスキーも言ったそう。

倫理ペン@pen04142026年5月3日読み終わった外套を新調することが人生の大転機になるほどのパッとしない人生の男 その嬉しい大転機のハズがとんでもない真逆の大転機を男にもたらす こんなことになるなら外套の新調なんて…身の丈に合わないことをすると… とは言え外套の新調くらいは誰でも… でも新しい外套は男にとってはかけがえのないもので死んだ後も執着する お偉いさんに気まぐれに叱責される様はとても物悲しい そのお偉いさんの外套をむしり取ることで成仏する なんかロシアの作品だが芥川龍之介の作品を彷彿とさせる
- ぼのぼの@bono_bono2026年3月10日読み終わった上司が昔読んだと話していたので読んでみた。芯から善良な人間ですら、その善性を出し惜しみしたくなるような、みじめな男の物語。男と同じような扱いを受けることが自分にもよくあるので、不憫な奴と同情しつつ、やはり自分も男に苛立ちを覚える。本人は至っておおまじめに生きているのに、彼に真剣に取り合おうとする人間が一人もいないのがますます惨めだ。すべては生まれつきの性分と環境のせいなのだろう。どちらかが欠けていたのなら、せめて外套の一つ貸してやる親友が一人くらいはいたはずだ。あの男は私だ。だから、同じような人間がいたら迷わず外套を差し出してやらねばならない。


jaguchi@jaguchi872025年12月15日読んでる借りてきたまず「外套」を読んだ。地味で生真面目な貧乏役人が外套を新調するという物語。途中からもう嫌な予感しかしなくて、うわぁ、と声が出そうだった。悲しい、というより哀愁。皮肉のきいた人物描写が好き。ゴーゴリおもしろいなぁ。







jaguchi@jaguchi872025年12月15日読み終わった「鼻」を読んだ。このタイトルは芥川龍之介の短篇を思い起こさせる。設定は違うんだけど「鼻の異変が巻き起こす悲喜こもごも」という点では共通している。鼻って顔のど真ん中にあるから、大なり小なりみんな自分の鼻に思うところはあるのだろう。 このゴーゴリの短篇を脳内で映像化してみるとかなりシュールで笑ってしまう。 ・第一こんなことを幾ら書いても、国家の利益(ため)には少しもならず、第二に……いや、第二にも矢張り利益(ため)にはならない。まったく何が何だか、さっぱりわたしには分からない……。p.123


























