外套・鼻
23件の記録
- ぼのぼの@bono_bono2026年3月10日読み終わった上司が昔読んだと話していたので読んでみた。芯から善良な人間ですら、その善性を出し惜しみしたくなるような、みじめな男の物語。男と同じような扱いを受けることが自分にもよくあるので、不憫な奴と同情しつつ、やはり自分も男に苛立ちを覚える。本人は至っておおまじめに生きているのに、彼に真剣に取り合おうとする人間が一人もいないのがますます惨めだ。すべては生まれつきの性分と環境のせいなのだろう。どちらかが欠けていたのなら、せめて外套の一つ貸してやる親友が一人くらいはいたはずだ。あの男は私だ。だから、同じような人間がいたら迷わず外套を差し出してやらねばならない。


jaguchi@jaguchi872025年12月15日読んでる借りてきたまず「外套」を読んだ。地味で生真面目な貧乏役人が外套を新調するという物語。途中からもう嫌な予感しかしなくて、うわぁ、と声が出そうだった。悲しい、というより哀愁。皮肉のきいた人物描写が好き。ゴーゴリおもしろいなぁ。







jaguchi@jaguchi872025年12月15日読み終わった「鼻」を読んだ。このタイトルは芥川龍之介の短篇を思い起こさせる。設定は違うんだけど「鼻の異変が巻き起こす悲喜こもごも」という点では共通している。鼻って顔のど真ん中にあるから、大なり小なりみんな自分の鼻に思うところはあるのだろう。 このゴーゴリの短篇を脳内で映像化してみるとかなりシュールで笑ってしまう。 ・第一こんなことを幾ら書いても、国家の利益(ため)には少しもならず、第二に……いや、第二にも矢張り利益(ため)にはならない。まったく何が何だか、さっぱりわたしには分からない……。p.123


























