

shino
@wanwan-01
日本文学専攻の大学生
- 2026年8月24日
嫉妬/事件アニー・エルノー,堀茂樹,菊地よしみ読み終わった初読言葉の連ね方、物事の描写の仕方が独特だった。 機械的、とは違うけれど。 頭の中で氾濫する苦しさに対して、言葉を用い、一つずつ冷静に名前をつけていく感じ。だから、内容は重いのにどこか快感も感じる。 とても好みの作品。 - 2026年8月22日
悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読み終わった初読主人公は双子の少年たち。 なのにいつも「ぼくら」と記すから、語りの主体は1人のように感じる。彼らは文字通り一心同体だ。 だからこそ、その結末に呆気に取られてしまう。続編を早く読みたい。 - 2026年8月22日
- 2026年8月12日
小さいおうち中島京子読み終わった初読@ 鎌倉市戦争に突き進んだ時代であっても、その時代の中で、かけがえのない時間を過ごした人たちはいる。 女中のタキちゃんは、腕と誇りを持ちながら平井家に献身的に奉公する。少ない食材で素敵なご飯を作ったり(これがなんとも美味しそうでワクワクする!)、魚屋さんや米屋さんとの心のこもった、だけとさっぱりした付き合い方をしたりと、彼女の日々の仕事の描写は、読みながら心がふっと落ち着く感覚を抱かせる。 戦争という大きな渦の中でも、市井に生きる人々の日常はあった。それでも、その日常は少しずつ侵食され壊されていく。 「あの時代は誰もが、なにかしら不本意な選択を強いられた」「それが不本意だったことすら、長い時間を経なければわからない」という最終章の言葉は、タキちゃんの心の痛みを言い表しているような気がした。 - 2026年1月4日
- 2026年1月4日
悲しみよ こんにちはフランソワーズ・サガン,Francoise Sagan,河野万里子読み終わった再読2022のプレミアムカバー。黄緑にくすんだピンクの箔押しがとてもきれいでお気にいり。書き出しが素敵、という投稿を見かけ、久しぶりに読みたくなって手に取った。 「しかしそれにしても、なぜそんなふうに自分を裁くのだろ う?単純にわたしはわたしとして、心に浮かんだことをそのまま感じるのは自由ではないか?生まれてはじめて、〈わたし〉は分裂してしまったようだった。そしてその二重性の発見に、身を衝かれるような驚きを感じていた。」 「感じる自分」と「感じたことを裁く自分」、つまり分裂した自分がいるじゃない、と考えるセシルに、はっとさせられた。感じる自分をもっと大切にしてもいいのかも。 2022に読んだときよりも、心に残る。10代のときとは違って、物事を単純に受け取れなくなったからだろうか。他の作品も読みたくて、『ブラームスはお好き』も買っちゃった。
- 2025年12月31日
- 2025年12月29日
- 2025年12月28日
ジョゼと虎と魚たち田辺聖子読み終わった一部再読初読@ 古書 防破堤ジョゼの話はとても刺さったけれど、それ以外の短編は面白い以上の感想が出てこなかった。 ジョゼの、「(アタイたちは死んだんや)/恒夫はあれからずうっと、ジョゼと共棲みしている。二人は結婚しているつもりでいるが、籍も入れてないし、式も披露していないし、恒夫の親許へも知らせていない。そして段ボールの箱にはいった祖母のお骨もそのままになっている。/ジョゼはそのままでいいと思っている。」という文章は、この文章がラストシーンで挿入されなければこの短編は光らなかったと思わせるほどに、なくてはならなかったものだと思う。 - 2025年12月16日
- 2025年12月7日
- 2025年11月20日
- 2025年11月17日
- 2025年11月16日
- 2025年11月15日
- 2025年11月15日
流れる幸田文読み終わった何度もよんでる@ 日本近代文学館「資料は語る」の講演に向けて、再び読んだ。 幸田文の文章に触れると、背筋をしゃんと伸ばして、言葉をはっきりと発したくなる。近現代の作家で1番好きだなあ。 - 2025年11月9日
- 2025年11月4日
- 2025年11月3日
- 2025年10月27日
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