切断島の殺戮理論
23件の記録
- 味噌田楽@miso___dengaku2026年7月11日読み終わった感想あらすじ:江戸時代に囚人の流刑地とされた孤島 鳥喰島。そこには身体を切断する成人儀礼をはじめとする様々な奇習が存在していた。文明から取り残されたその島に調査のため訪れた帝旺大学文化人類学科桐村研の面々は身体切断の連続殺人に巻き込まれる。 ラノベ的なキャラクターやコミカルな会話の応酬と未開の孤島でのグロテスクな事件というアンバランスさが妙にクセになる 「こいつが推理するんだろうなぁ」という予想を裏切る探偵役の登場も面白い 終盤の怒涛の多重解決の末に解き明かされるバカミス全開の真相は一読の価値あり おすすめ


- 二色@2shiki2026年6月14日読み終わったありえないくらい面白い! 孤島で独自に発展した人体欠損の民族文化を活かした特殊設定が、多重解決ミステリーらしい二転三転する展開に上手く活かされており、他で感じたことのない読書感が得られる作品 ストーリーはかなり淡々と進んでいき、風景描写や会話劇といった要素はやや控えめ。その分本筋のミステリー的要素に集中でき、タイトル通り「理論」をじっくり楽しめる内容になっている 【以下結末の微ネタバレ】 結末は賛否あるようだけど、描写の荘厳さも相まって個人的には圧倒的な賛。ミステリーにはやはり妖艶でミステリアスな爆美女が不可欠だと再確認させられた気分。 後期クイーン的問題を扱いつつも、圧倒的な存在が登場し、そのあまりに単純な動機が語られることによって、黒幕の無限階梯化には至っていないのも良い ラストの雰囲気は殊能将之『黒い仏』が好きな人なら絶対に好きでしょうね。わたしも大好き



やよい@yayoi_04042026年4月19日読み終わったえ、こ、こうなるの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!? 星海社FICTIONSなので嫌な予感はしていました。 軽快な会話の掛け合いが魅力的だった。 樋泉先輩が犯人じゃなくて、よかったーーーーー!!!

牛月@ushi-tsuki232026年1月3日読み終わったミステリー多重解釈ミステリー Xで見かけて購入。 『食人』をテーマに、価値観の相違とミスリードの掛け合わせ方が秀逸だった。こういう本って事前に聞く評判と乖離してたりするけど本作はそんなことはない。 序盤から既に「そういう存在」が登場するが、それだけで終わらないのはすごい。 ミステリ通であれば終盤手前で真犯人に勘づくのかもしれないが、それを超える真相と伏線回収だった(好みは分かれる作品なのかもしれないけど)。 シリーズ続編も読みたい。


か誌子@nouZen2025年10月8日読み終わったなんというか、こう、自分の好きな分野と推論がギュギュッとした本だった。スイッチ入る感じとか、細かいわかりやすいフックがたくさんある。そういう意味ではわかりやすい。各々の推理がどれも納得してしまう。わずかな違和感が最終的に「そうきたかー!」「そういえば前半にあったあれが…」という、掌の上で心地よく転がされてる感。

ふーる@fool62025年8月31日読み終わった身体欠落に美を見いだす人々の島"鳥喰い島"、桐村研が調査に訪れた時、惨劇が始まった。クローズドのえげつない殺戮ミステリ、知と異形。トンデモではあるものの二転三転しアリです。メフィスト賞らしいには同意

みなさく@minahiton2025年7月25日読み終わった2025年ミステリ某メフィスト的な匂いのする、ある意味問題作な民俗学ミステリ。 民俗学×孤島という段階でミステリ好きの心くすぐるド定番食材なので、そこにどんな文化やルール、因習を持ってくるかが作家さんの色になるわけですが、欠損を美徳とする文化というのは中々尖っていて良いなというのが読む前の印象。 そこで殺人事件が起こり、もちろん孤島はクローズドサークル。それもド定番。 そこから何をしてくれるのか……と期待したら、なんだってwwwという予測不能な現象が主人公の身に起こり、この作品に向き合う姿勢(体勢)を変えさせられたw 以下ネタバレ。 正直、真犯人は事件が起こる前から違和感が沢山提示されている(真犯人との会話もね、島の人間なんだろうなって要素散りばめられているし)ため、簡単に見当がつくようになっているので、途中の超展開で「ああ、そういう系でしたかw」となったら、「え、てことは、あの約束って……」というところに興味が移って、最後まで楽しく読んだ。 とはいえ、ミステリは犯人当てゲームではないので、作中言われているように結末だけ見たら解るのに本文も読むのは、過程が見どころだからです。 次々に起こる殺人事件と、主人公達によるダミー推理が面白い。(というか、ダミー推理の方が正統なミステリ的かもしれない) 事件の核心に、美的感覚の違いだけでなく、二つの種族の欠損箇所の違いが活かされていたり、何故島の人間でない被害者の欠損が必要だったのか、など、ミステリとしても楽しく読めた。 ストーリー展開的にも、孤島から無事に脱出できるのかとか王道だけど、やっぱそれが異文化社会の孤島モノの醍醐味で、そこも超展開含めてどうなるんだろってワクワクできる。 余談ですが、あの状況から主人公補正の無い推しが島を出られて(その後も元気そうなのが確認できて)良かったです。 あの約束の結果(行動自体)は予想通りでしたが、グロテスクなホラーエンドを予想していたので、随分アクロバットな方法で一瞬だったのは予想外過ぎたw(寄生獣的な画だったな) 賛否分かれそうだけど、とにかく、色々ぶっ飛んでて読んでて楽しかった! これ、古き良きあの頃のメフィスト賞の匂いめっちゃする……と思ってたら、そういう評価ちらほら聞いて、だよね!ってなった。 続編ありそうなエピローグだったので、あるなら是非読みたいです。












