死なないと、帰れない島
8件の記録
読書日和@miou-books2025年10月26日読み終わった太平洋戦争屈指の激戦地となった硫黄島、その硫黄島での遺骨収集活動を描いたルポルタージュ。 正直沖縄戦については自分でも調べたりしていたけれど、硫黄島については映画も見ていないし知識ゼロだった。そして戦後80年たった今でも、当時の住民の帰島が許されていないことも、この本を手にするまで知らなかった。 当時の貴重な写真もふんだんに掲載され、そしてそこに写っている少年たち、16歳という年齢で一律に線を引かれ、島に残り玉砕せざるを得なかった子供たち。どんな思いだったのか、島を出るときに見送られた側の表現を読むたびに、心が揺さぶられる。16歳なんて、まだほんの子供じゃないか。。 戦争に負けるという事、そして父島、母島は帰島が進むのになぜ硫黄島だけ帰れないのか、よく調べられていて読みやすかった。戦後80年の節目に読めて良かった。


yo_yohei@yo_yohei2025年9月16日読まなきゃ@ シンガポールTBSラジオ「Session」の特集“【シリーズ戦後80年】硫黄島の元島民たちは、なぜ今も故郷に帰れないのか”で知った本。 硫黄島に帰島させない法的根拠がないこと(つまり憲法違反であるということ)、硫黄島返還時にアメリカとの密約があるのではないか、アメリカが硫黄島を支配していたときに硫黄島を核兵器の部品を隠す基地を作っていたこと(だから、民間人はいない方がいい)等、知らないことだらけだった。 本を読んで、もっと詳しく知りたい。
















