高架線

17件の記録
- おいしいごはん@Palfa0462025年7月7日読み終わったせっかくなので文庫ではなく、単行本を借りて読んでみた。 Readsでは脱線に次ぐ脱線を楽しむみたいに評されていたけど、まさにそんな感じでただひたすらに語り手の主観的体験を楽しむ小説って感じだった。 失踪事件からはじまり、話はどんどんと明後日の方に進んでいく。語り手もどんどん変わるし、自分は一体なんの話を聞いているのかも分からなくなるけれど、とにかくひたすらに古いアパートにまつわる体験を聴くことで辿っていく。 ライフストーリーインタビューとかもこんな感じなんだろうか。
- annamsmonde@annamsmonde2025年7月5日読み終わった失踪事件について語られるところから始まり、話が脱線して、脱線して、また別の人が語りだして、それも脱線して...聞き手不明のまま脱線語りが続いていく.... 面白い書かれ方に焦らされて、始終楽しめました!
- 阿久津隆@akttkc2025年2月11日読んでる@ 調布駅終電の電車で。木下目見回。 「柚子子は、茶太郎や私の話のなかにいたような、それだけの人ではない。ちゃんとうまく話せはしないが、それだけは言っておきたい」のところでやっぱり泣いた。知ってはいたが、やっぱりこの小説大好き過ぎる。それにしてもよく泣く。前もこんなに泣きながら読んでいたのか、年を経て涙もろくなったのか。とにかく涙を浮かべながら調布駅で降りた。
- 阿久津隆@akttkc2025年2月11日街と小説@ 東長崎駅大学三年の時に実家を出た。卒業して引っ越すことになった写真サークルの先輩が住んでいたアパートの部屋を譲り受けるみたいにして、そこに住むことになった。大学は新宿区にあって、実家からも通えないことはなかったし実際二年間通っていたが、ひとり暮らしへの憧れもあり、何より三万円という破格の家賃が決め手だった。最寄りの駅は、西武池袋線の東長崎駅。練馬の高架から地上に降りた急行列車が池袋までの間に通り過ぎる、私がいつも気にしなかった各駅停車しか停まらない駅だった。 p.4
- 阿久津隆@akttkc2025年2月8日読んでる七見奈緒子回。 秩父の駅前でのタムラックスとの会話の回想の終わりに置かれた「私はそれを忘れられません」という言葉に触れた瞬間、きゅっ、と涙腺が刺激されて涙がこぼれた。
- 阿久津隆@akttkc2025年2月2日また読みたい常にまた読みたい本として念頭にある感じの一冊がこれで、『新潮』で「歯ごたえと喉ごし」読んだら俄然その熱が高まってきていて下北に置いているので取りに行きたい気分。今晩にでも読み始めたい気分で困る。