コマネチのために

コマネチのために
コマネチのために
チョ・ナムジュ
筑摩書房
2025年7月10日
7件の記録
  • さく
    さく
    @hisaku818
    2025年10月5日
  • Roko
    Roko
    @Roko1957
    2025年9月29日
    コマネチに憧れた少女がここにもいた
  • お母さんがエキセントリックで予想外の行動をするのが不思議だった。 再開発に絡んで大きなお金が動く時に不正をする人がいるんだなーと。 コ・マニ一家は家を売って郊外のマンションに引っ越してよかったんだと思う。
  • 「これもまた、過ぎていく」 「残酷な冬」 「私は体操がしたいと言った」 まで読んだ。 序盤で現在のコ・マニが仕事をクビになってしまい、しかも回想する子どもの頃の思い出は暗い話ばかりでなかなかページが進まない。 主に家族の思い出なのだけどクセのある両親とのやりとりは読んでて「面倒くさい人だなぁ」と思ってしまった。 リフォームでトイレが汲み取り式から水洗に変わるシーンに紙幅が割かれていたので、著者にとっても思い出深いことなのかもしれない。
  • あとがき、著者からのメッセージ、訳者あとがきから先に読んだ。 韓国、特にソウルの再開発はかなりえげつないといろんな本やドラマで見たけれど、実際に著者のチョ・ナムジュも生まれ育った街を再開発の追加の自己負担金が払えず引っ越すことになった経験があるという。 またソウルオリンピックの時には貧しい街を見えないようにするために高層マンションが建てられたとか。 きっとこの小説は「見えないことにされている」「いなかったことにされている」人たちの声を掬いあげて聞かせてくれる物語なのだと期待している。
  • 貧困が付きまといながらもコ・マニがエアロビ教室や体操部で一生懸命取り組んでいた場面が良かった。頑張って取り組んだり、大変だった時の事は振り返ると将来糧になったり案外いい思い出だったりする。お母さんもしっかりしてるのか危なかっしいのか分からないけど、コ・マニの為に動いてくれるところが良い。お父さんのラブラブな返事も良き。3人共、新天地で幸せに暮らして欲しい。
  • 人は何もせず、何も考えないでいることが、思うよりずっと難しい
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