ゴリオ爺さん
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miki@mikis2026年1月13日読み終わった登場人物は貴族と貧乏人と悪人。 貴族は見栄と体裁ばかり気にしている。 貧乏人はあちら側の世界にあこがれもがき、悪人は倫理観を欠き開き直る。 彼らの共通点は「金」。 金に翻弄され、金に身を滅ぼされ、金でのし上がり、金で愛を失う。 とにかく金、金、金… 男の虚栄心がはびこるパリを描いた人間喜劇。 面白かった。 ラスト、主人公の万感を込めた一言。 清々しささえ感じる。 200年前の小説とは思えない。 普遍ですね。金。









jaguchi@jaguchi872025年12月30日2025年ベスト個人的2025年ベスト「文学」部門。 放送大学「ヨーロッパ文学の読み方ー近代篇」でテーマとして取り上げられていたので、予習として読んだ1冊。とてもいい出会いだった。一番好きな登場人物はヴォートラン。翻訳の力もあるだろうけど、200年前の小説が今でもこんなに純粋におもしろく読めることに驚いたし、近代文学をもっと読みたくなった。 バルザックを他にも読んでみようと思っていたのに、結局「ゴリオ爺さん」しか読めなかったので、来年挑戦したい。



読書ト宝箱。@dokutaka7782025年7月28日まだ読んでる第1章まで読み終えた。70ページあたりから、下宿の人々の軽快な台詞回しが増えてきて、読んでいてかなり楽しい。ラスティニャックはひたすら応援したくなる。語り手は結構冷徹というか、徹底した俯瞰という印象。
CandidE@candide_jp2025年7月21日読み終わった正直、読書観が自動更新されてしまった。屈指の面白さ、文句なしのオールタイムベスト。しかも、本書の訳が非常に読みやすかった。で、 バルザック、ちょっとレベルが違くないですか? 普通の小説ならクライマックスになる密度の展開が、あくまでも「本編の前提条件」としてあっさり処理される衝撃。並の作家なら、それだけで一作品となるべき量とクオリティが、単なるプロローグとして平然と流れ捌かれ、そこからさらにギアが上がっていく疾風怒濤の唖然。凄まじい。 その読者の人生よりも、ずっと人生している感じ。登場人物たちがただ蠢くだけではなく、全員が常に経済の荒波に呑み込まれ、片時も銭勘定から逃れられないリアリティ。泥沼ドロドロのサスペンスで、金、欲望、地位、政治、権力、恋愛、慈愛、友情、嫉妬、裏切りのオンパレードなのに、ストーリーが極めてスムーズかつスマートかつ絶妙のタイミングで収束していく、その見事な速度。すべての描写精度において読者を裏切らない、甘やかさない、一切なめていない。圧倒的であった。 かつて20歳やそこらで岩波文庫の『ゴリオ爺さん』や『谷間の百合』を読んだときの印象が完全に吹っ飛んだ。当時はもっと散文的でパサパサしているように思った。それは私が完全に未熟で、その内容も面白味もまったく理解できていなかっただけに相違なく、誠に不甲斐ない。人生はよくわからない。 兎角、温故知新。これを機にバルザックをゆっくり急ぎながら読み進めていきたい。いければ幸い。







