石ころ路
4件の記録
ひなこ@hnk9272026年2月16日読み終わったまた読みたい@ toi books装丁が綺麗だ、と思って手に取って開き、なんか良い匂いのする文章だなあと思って買った。旧字体がガンガン出てくるし知らない言葉も出てくるんだけどスルスル情景が浮かんできて、なんか親しみというか愛嬌があって、やっぱり近代の文章って良いよなあ。一文一文割と長ったらしい時もあるし、結構話は暗かったりもするんだけど、でも文章がいい。 「運命の先手を打って、更に自分を突きのめすこと、それは運命に對するただ一つの復讐なのだ。その結果は明らかだ、だが結果より何よりもその慘酷な瞬間がふしぎな悦びと生甲斐を與えるのだ。」とか、「眼をつむって歩くだけがほんとうだ、そうも思った。」とか、思わず唸っちゃう一文が出てくる。うーん、良い本を買ったぞ。


彼らは読みつづけた@findareading2026年2月8日読み終わった*読書で見つけた「読書(する人)」* 《私はこゝへ本を持って來たことはなかった。まれに、向うの林なんかで學生らしい男が一心に讀み耽っているのを見かけるが、私は誰も見ていなくても氣恥しくて讀めない、それより何時間でもぽかんとひっくり返っているにかぎる。そうすると、何かしら私のところに押しよせ、滿ちて來るのである。》 — 田畑修一郎著「木椅子の上で」(山本善行撰『石ころ路』2021年7月、灯光舎〈本のともしび〉)

