掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子
3件の記録
マルミミぞう@Maru08112025年11月3日読み終わった昭和(戦前戦後)のたくましく生きる女性の様子や戦前の女学生(女学校の様子)の様子等が描かれた小説13篇。スラスラと読みやすいものもあれば、後残り何ページかなぁとなかなか進まない物もある。 13篇に共通するのは、女性達の自分の運命への潔い諦めのような気持ちとタフさである。自分の置かれている状況を自分で、または周りの女性のサポートで何とか受け入れ、前を向いて明日を生きようとする女性の姿。 経済的な理由で自分の運命に従うしかない女性も出てくるのだが、みんなどこかで仕方ないと受け入れてる。柚木麻子さんはこの、ふてぶてしさに何度も元気ずけられたと帯に書いてあった。たしかに。 昭和時代が好きなので、読んでいて楽しかった。


夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだとても面白かった。 放浪記より個人的にはこちらに入っているような短編が好き。 特に『退屈な霜』は思わず笑ってしまったところもあった。 もう林芙美子が大好きになっていて、これからもまだよんでないさくひんをどんどん読んでいきたくなったし、今回読んだ作品も再読したいぐらいハマった。
