灰かぶりの夕海

灰かぶりの夕海
灰かぶりの夕海
市川憂人
中央公論新社
2025年8月21日
6件の記録
  • ふーる
    ふーる
    @fool6
    2025年10月29日
    亡き恋人と瓜二つ、名前も同じ夕海という少女を保護する。共同生活を始める中、不可解な密室殺人に遭遇し。ミステリではあるんだけど、事件はなんというか蛇足。少女との謎こそ本質の、先入観に立ち向かう物語でした
  • 雨時雨
    雨時雨
    @aco_tomato
    2025年10月3日
  • 序盤は正直中々読み進めずでしたが、後半は読む手が止まりませんでした。今にも崩れそうな塔を何もできずにただ眺めているような、そんな感覚になりました。
  • 亡き恋人と瓜二つで同じ名前の少女との出会い、そして恩師の亡き妻と瓜二つの人間が密室殺人の被害者になる……というあらすじから、SF系のありえないオチかと思ったけど、そもそも当たり前に想像してた背景が覆されてしまって、そうきたか!と思った。フィクションであるということを上手く利用した裏切り方。このトリックに関しては何を言ってもネタバレになりそうで表現が難しい。途中にあった、例えば亡き恋人と主人公がファミレスでパフェの食べ合いをしてるのを他の卓の高校生達がニヤニヤしながら見てる描写とか、「そんな珍しい光景か?」と思ったけど、そういう細かい違和感のある描写の辻褄合わせが後半畳み掛けてくる。ただ主人公が20歳の割に口調がやたら背伸びしてるのが気になった。なんというか1970年代の大人びすぎた20歳みたいな感じがリアリティなくて、序盤はだらだら読んでしまったけど、後半に差し掛かってからは止まらなくなった。
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