外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える

外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える
外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える
佐藤柊介
北海道大学CoSTEP
古澤正三
宮本道人
岩田健太郎
竹村昌江
Kaguya Books
2025年8月31日
3件の記録
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年8月26日
    「外来種」と聞いたとき、どんなものが思い浮かぶだろうか。まず最初に思い浮かぶのは、いわゆる「特定外来生物」とされる生き物で、よく目立つ(よく話題に上る)種だと思うけど、じつはブロッコリーとかも「そう」、という、正確に理解されないまま使われてる「外来種」という言葉の解説とかも詳しくかかれているところがとてもいいと思った。 北大を舞台に外来種問題に取り組む架空の「防除部」で起こる不思議な出来事が、会話形式で書かれているのでとても読みやすくてわかりやすかった。「もしも〇〇だったら?」というSF的な考え方から、アライグマ/外来種がいない世界や、在来種憐れみの令がでた世界ってどうなるんだろう?その結果が具体的に書かれているのが、「殺す/殺さない」の議論に持ち込まれがちなこの問題をもっとやわらかい、根本の出発点である考え方に立ち戻らせてくれる機能があるように感じた。 即時的な答えは出ず、万能な解決策も今はない状態で、「考えること」を始めていける、ワークショップの提案などもすごく良かった。 物語部分の最後に窓の外に「ネコ」がいることの理由を考えたいなと思った。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年8月26日
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年8月9日
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