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錦
錦
@nsk
🏳️‍⚧️🏳️‍🌈🍉 海外文学を中心に読んでます
  • 2026年1月26日
    ペンギンの憂鬱
    ペンギンの憂鬱
  • 2026年1月24日
    女であるだけで
    女であるだけで
  • 2026年1月21日
    光と糸
    光と糸
    ボリュームのある本ではないけれど、講演、詩、日記のすべてにハン・ガンの言葉の良さが詰まっていた。 “つまり二〇一二年の春、「人生を抱擁するまぶしく明るい小説」を書こうと努めていたある日、一度も解けたことのないそれらの疑問に私は再び、自分の内部で出会うことになったのだ。もうずっと前から、私は人間への根源的な信頼をなくしていた。それなのに、どうやったら世界を抱擁することができるだろう? この解けない謎に向き合わない限り先には進めない、ただ書くことによってしかその問いを突き抜けて前進することはできないと、その瞬間に悟った。”
  • 2026年1月19日
    百日と無限の夜
  • 2026年1月17日
    未来
    未来
    パンデミックによる崩壊が始まった世界で、未来を予測するAIを手に入れた巨大テック企業の3人のCEOが、安全なシェルターに避難し、終末を逃れようとする。そこへ、偶然同じAIを手に入れたサバイバリストでネットライターの主人公が避難しにやって来て、物語が動き出す……。これがネタバレなしの大まかなあらすじ。 半分読んだ時点で「このまま普通のディストピアサバイバルものだったら、読み終わる自信がない」と思っていたが、そんなことはなかった。 実は、この終末はフェイクなのだ。貧富の差を拡大し、世界を着実に滅亡へ導いている「持つ者」を消すために、CEOたちの身内が考えた計画だったのだ。そうとは知らず、情報が遮断された島へ文字通り島流しにされた3人は、ひとりを除いて悲惨な最期を迎える。そして、「持つ者」を失った世界は、より良い方向へと変化していく。 挿入されるソドムの物語が「世界を良くするために悪人を排除しても良いのか?」という問いにもなっていて、単純な勧善懲悪ではないのがよかった。
  • 2026年1月8日
    悲しき虎
    悲しき虎
    感想を30分くらい考えたけど、うまくまとめられなかった。 本書では、7歳頃から継父に性的虐待された著者の経験をもとに、加害者はなぜこのような残虐行為に及ぶのか、性的虐待のサバイバーはどう成長していくのか、フィクションでレイプを描くことの困難さ、そしてレジリエンスの限界など、多岐にわたるテーマが語られる。淡々と、けれど詳細に被害が描写されていく様が凄まじい。 著者は、末の妹が自分と同じ年齢に達したときに彼らを守るために継父を告発する。また著者は、書く行為にも文学にも救いはないとし、強い性的虐待サバイバーになることも拒んでいる。それでも彼女がこの本を書き、性被害について語るのは、今なお沈黙を強いられる被害者たちと、否認を続ける社会を変えるためであり、非常に力強い一冊だと思う。
  • 2026年1月6日
    AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて
    当事者として感覚が違うところとめっちゃ分かるの両方があって面白かった。エッセイではあるけれど、アセクシャルに対する疑問や偏見を筆者が論理的にバシバシ説明していくので、入門書としても良いと思う。いわゆる「素朴な疑問」が浮かんだ人は、SNSで当事者にその疑問をぶつける前にこれを読んでみてほしい。
  • 2026年1月6日
    裏島: 石川美南歌集
  • 2026年1月5日
    言語化するための小説思考
    言語化というと抽象的なことを分かりやすく言葉にするみたいなイメージがあるけどそういう本ではなくて、良い小説とは何か?みたいな定義できないことを一生懸命考える本だった。
  • 2026年1月5日
    Melophobia
    Melophobia
    告知から5年くらい経っても安川奈緒全集が出る気配がまったく無いので図書館で借りた。 “「おまえがかつて見たものを俺が見ることはないということには耐えられない」 避けたかった豚の暑い季節がまた来る 自然に起こることすべてに満足している そのことは寂しいことではないと胸も言っているが 今は西瓜に頭を突っ込んで眠りたい 内側の赤をなだめるために”
  • 2025年12月25日
    ディトランジション、ベイビー
    ディトランジション、ベイビー
    ベルサーニのベアバックの話を少し思い出した。 “彼と交わって初めて、セックスが本当に危険なものだと感じることができた。リースはずっと考えてはいた。シス女性たちはセックスをするたびに危険の戦慄をその身にこすりつけているのではないか、と。妊娠するかもしれないというリスク、その震えを。一度のファックが人生の大失敗(もしくは祝福?)になるかもしれないのだから。シス女性にとって、きっとセックスは崖っぷちで行うゲームなのだ。けれどカウボーイと出会うまでは、その危険に喜びがともなうことをリースは知らなかった。HIV陽性者の彼との行為で初めて、シス女性の人生を変える、その類似体を見つけたような気がしたのだ。彼女のカウボーイは彼女をファックして、終わらせることができる。 彼のペニスは彼女を消し去ることができるのだ、と。”(p10)
  • 2025年12月22日
    雌犬
    雌犬
  • 2025年12月20日
    世界99 下
    世界99 下
    やっぱり村田沙耶香の小説が好きではないことの再確認になってしまった。「世界の分断を描く」って壮大なことなのに、その分断の描写がsnsの諍いの誇張の域を出ていないように思えて厳しかった。
  • 2025年12月19日
    世界99 上
    世界99 上
  • 2025年12月18日
    マーリ・アルメイダの七つの月 下
    マーリ・アルメイダの七つの月 下
    面白かった!年内に下巻が読み切れてよかった。 舞台は1990年の内戦下のスリランカ。不慮の死を遂げた戦場カメラマンの主人公が幽霊となり、生まれ変わりまでの7日間のあいだに、内戦を終わらせるための秘蔵写真を公開しようと奔走する話。あらすじを書くとかなり真面目で固い話のように思えるけどそんなこともなく。主人公の軽妙な語りと幽霊を含めた個性的なキャラがいっぱい出てきて楽しく読めた。主人公がクローゼットのゲイで、終盤にマイノリティへの差別と内戦の暴力が重なってなるほどなと思った。
  • 2025年12月13日
    自然のものはただ育つ
    自然のものはただ育つ
    読む前に想像していたのとイメージがかなり違った。終盤の無神経な人々へのメッセージを読んで、内省的なエッセイというより外部に向けた息子二人と彼女自身の語り直しの側面が強いように感じた。
  • 2025年12月11日
    松明のあかり
    松明のあかり
    暗くなっていく時代の愚話という副題がぴったりで、アメリカだけでなく今の日本もまったく同じだと思った。 由緒ある橋が突如壊され、人間発射台みたいなよく分からないものでしか川を渡れなくなる『埃』が印象的だった。利便性のある既存の仕組みを破壊し、人々に無駄な苦しみを与える公共事業……覚えがありすぎる。
  • 2025年12月5日
    呪いのウサギ
    呪いのウサギ
    勝手に人嫌系のホラーかと思っていたが、予想外にファンタジーな要素が多くて、感覚的には怖い絵本を読んでるみたいな懐かしさがあった。
  • 2025年12月3日
    ウインドアイ
    ウインドアイ
    居心地の悪い部屋に収録された短編がピンとこなくてずっと読んでなかったけどめちゃくちゃ面白かった。二番目の少年が一番好き。雪山で遭難した主人公の元に、途中ではぐれた連れが死んだ状態でやって来る異常事態と、連れが話す消えた少年の「お話し」が重なって、現実が曖昧になっていく様が怖くてよかった。
  • 2025年11月26日
    赤い魚の夫婦
    赤い魚の夫婦
    『一人娘』を読む前に過去作を予習しておこうと思って読んでみた。様々な国が舞台になっているのに、どの国の雰囲気も特に強く感じないし、文章がとても滑らかで、日本語の小説を読んでるような不思議な感覚だった。 表題作は、ペットの赤い魚の雌雄と子供が生まれる主人公夫婦の姿を重ね合わせながら、出産や育児で追い詰められていく二人の閉塞感を描いている。他の収録作品も、人間関係の破綻や生活への不安など、決して明るい話ではないが、筆致が穏やかなので、読後に暗い気持ちにはならなかった。
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