伯爵と三つの棺

7件の記録
- tomo015123@asayou2025年5月17日読み終わったこれはすごく面白い。フランス近くの小国を舞台とした手記。フランス革命直前とういう時代背景もあり科学や組織的な捜査がまだ存在しないような中で発生した殺人事件を地主である伯爵が推理するというもの。タイトル通り容疑者は伯爵に城を任されていた三つ子で伯爵自身も殺人現場を目撃しているのだがなんせ三つ子見分けがつかない。謎は二転三転し最後に殺人事件が発生したそもそもの背景と皆が隠し持っていた真実が明らかになる。貴族と民衆、フランス革命を背景に格差と命の価値といった哲学的なテーマにまで話は及ぶ。この小説何が良いって登場人物みんなに好感を持てる。開始数ページでもっと活躍を見たくなる多彩なキャラクターが次々と描かれ、期待を裏切らないまま結末へ向かう。個人的には権力者なのに偉ぶらない愉快な公爵と官能小説を書き上げたい子爵夫人がツボ
- あんこちゃん@anko2025年5月5日読み終わった借りてきた半分近く読み進めるまでは退屈な作品だな、というのが正直な感想。事件も少ないしすごくシンプルに感じる。 後半から徐々に違和感を覚え、最後の最後まで振り回されっぱなし。ありとあらゆるドッキリかけられた感じ。もう収録終了かな?と思ったら椅子が壊れ、お疲れ様でした〜ってスタッフが持ってきたペットボトルがお酢で、みたいなのが延々続く感じ。
- .@piste2024年11月17日読み終わった歴史ミステリ(架空の国だけど)という謳い文句と装画から受ける印象よりライトでコミカル、でも最後にしんみりするお話 他の人も言ってるけど探偵役のキャラが魅力的 どうでもいいことだが、巻末の参考文献の筆頭が「えっそれ??」という本で笑ってしまった(読んだことがあるのでどの辺の参考にされたのか想像はつく)