Cloud on the 空き家

Cloud on the 空き家
Cloud on the 空き家
小池昌代
講談社
2025年7月24日
2件の記録
  • 鳥澤光
    鳥澤光
    @hikari413
    2025年8月7日
    絵本のようだった小説がふっと絵巻物に変わって、溝口健二が撮った『雨月物語』のようにも、リチャード・マグワイアが描いた『HERE』のようにもなり、やがてアンナ・カヴァン『氷』や津原泰水『バレエ・メカニック』や町田康『ホサナ』や『告白』のようなものに、小説に戻ってくる。 小池昌代を読んだのは『幼年 水の町』以来かな。はじまりは、大学時代に阿部嘉昭に教えてもらって詩集を読んだところから。はらくんが貸してくれたのだったか。言葉が音で、音のままで、文字に形を変えてもぽーんぽーんと響き合って進むから好きだ。 と思っていたら《生々しい感情も、言葉に置き換えられ表現された時点で、おそらく一度死ぬんだと思う。(…)だがそうして、いったん死んだものたちに、ひゅーっと再び命を吹き込むのは、それを読む、わたしたちのような読者たちだ。西行が心を捨てるように詠み捨てた歌を、和歌の読者が拾いあげ、そこに命をこめる。》「Cloud on the 空き家」P22-23
  • Y_KATSUKI
    Y_KATSUKI
    @k2_4416
    2025年8月5日
    時折挟まれる短歌が滑らかに時をつなぐ。 〈あの、量子力学って宇宙のことと関係あるんですか〉
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