教養としての歴史小説
14件の記録
キイロノシャクナゲ@dondondontaroo2026年4月6日読んでる滋賀在住とのことで、地元の図書館に特設コーナーがあった。見たことがある名前だなあと、まずはレベル高そうな歴史小説は避けて、著者の語り本を借りてみた。結果、とても面白い。一気に読んでしまっている。 オススメの中からぜひ歴史小説を読んでみたいと思ったし、著者の穴太衆の本、滋賀県民として気になっていたのでオーディブルで聞いてみているが面白い。難しくない! 一時期、青空文庫にあった三国志にどハマりして一気読みしたくらいだから、歴史小説は好きなのだと思う。ただ、歴史に弱すぎるだけで。でも、この本を読んでトライしてみようと思えた。すると、意外とイケると思った! 今年中に、オススメ10選読みたい。 あと宮本武蔵。ほんとに早く読まないとな。 【以下好きな文章抜粋】 ▶(戦後)当時の日本人にはアイデンティティを失ったという自覚があり、それをもう一度構築するために歴史小説に答えを求めた。 ▶天然痘やペスト、スペイン風邪といった過去に流行した感染症の致死率からすると、コロナの死者数は桁外れに少なかったはずなのに、日本人は当時と同等かそれ以上に動揺した。その様子から、日本人は死に対する免疫をここまで失っていたのかと衝撃を受けたのです。 良し悪しの問題ではなく、戦後の日本人からは「自分がいつ死ぬかわからない」という感覚が徹底的に失われたということを実感させられました。 ▶武士の切腹や戦時中の特攻隊のイメージから、海外では日本人が名誉の死を望む民族と評されることがあります。しかし日本人は死を望む民族だったわけではありません。本心では死を怖がり、忌みしつつも、避けて通れないものとして必死に受け入れようとしてきた民族ではないかと思うのです。 ▶稼ぎのあるなしとか、金額の大小にかかわらず、生きたお金を使うことの大切さ。 ▶人間というやつは、遊びながら働く生き物さ。善事を行いつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事を働きつつ、知らず知らず善事を楽しむ。これが人間だわさ。→引用 ▶武田信玄・・・「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」。 戦において重要なのは人であり、すべては人のやる気を引き出せるかどうかで決まります。 ▶当たり前の言葉でも、偉い人が口にすると不思議と重みが増すものだ。人は言葉を素直に受け取るわけではなく、発言者の背景を見ている生き物である。→引用 ▶江戸時代の初期は、戦に優れた人たちが表舞台に立ち、やがて時代が変わると、そうした人たちはすっかり昔の人扱いをされるようになりました。・・・どの時代も一緒なんだな。 ▶一方、昔と今で全く違うのはキャリア観です。江戸時代の日本には厳格な身分制度が存在していて、生まれた家によって職業が決定づけられていました。それと比べて現在はどうでしょう。親ガチャ、格差社会という言葉もありますが、少なくともあの時代よりは努力次第で自分のキャリアを形成できるような中ではありそうです。 ▶私たちは自由な時代に生きていて、自由な人生を選べと言われるせいで、かえって何を選んでいいのかわからなくなっているのかもしれません。



積読山脈@book_mountain2026年4月2日買った別の著書で知り、歴史小説を読み込んできて己も歴史小説を書くという著者の語りが気になったので。 さすがダイヤモンド社高いのだが古本で半値で入手。ありがとうバリューブック。

つつじ@m_tsutsuji08152025年8月16日読み終わった"もともと歴史的に有名な真田幸村の活躍を期待して(『真田太平記』を)読んだはずなのに、最終的に幸村の兄・真田信之が好きになったというのも意外な発見でした" 失礼ながら他人と思えない "同業者の悪口はあまり言いたくないのですが、実際に「俺はこれだけ調べたぞ」と言わんばかりに、調べた情報をすべて盛り込もうとする書き手がいます。(略) 「実は、このときの◯◯の妹は後に◻︎◻︎となり、90歳まで生き延びることとなるが、これはまた別の話である」 こういった記述は、読者に対するただの押し付けです" "実際にやってみてわかったのですが、実は武士の小説以上に、職人小説のほうが目に見えないところで細かな取材を必要とします。 ただし、取材したものをすべて書いてしまうと、小説のリズムは崩れます。書くという作業と同じくらい、書かずに捨てるという作業も重要なのです。 本作(『火天の城』)を読み返しながら、山本(兼一)先生がどれだけのものを捨てたのだろうと想像しました" 捨てるための知識がほしい、と思う




りら@AnneLilas2025年5月17日ちょっと開いた図書館本MSNの抜粋記事でたまたま見かけた、巻末付録の歴史小説家の世代別の表が目当てで借りてみた。その裏の「日本の歴史を知るための歴史小説10冊」も興味深くて、どれも俄然読みたくなってくる。








