教養としての歴史小説

10件の記録
- つつじ@m_tsutsuji08152025年8月16日読み終わった"もともと歴史的に有名な真田幸村の活躍を期待して(『真田太平記』を)読んだはずなのに、最終的に幸村の兄・真田信之が好きになったというのも意外な発見でした" 失礼ながら他人と思えない "同業者の悪口はあまり言いたくないのですが、実際に「俺はこれだけ調べたぞ」と言わんばかりに、調べた情報をすべて盛り込もうとする書き手がいます。(略) 「実は、このときの◯◯の妹は後に◻︎◻︎となり、90歳まで生き延びることとなるが、これはまた別の話である」 こういった記述は、読者に対するただの押し付けです" "実際にやってみてわかったのですが、実は武士の小説以上に、職人小説のほうが目に見えないところで細かな取材を必要とします。 ただし、取材したものをすべて書いてしまうと、小説のリズムは崩れます。書くという作業と同じくらい、書かずに捨てるという作業も重要なのです。 本作(『火天の城』)を読み返しながら、山本(兼一)先生がどれだけのものを捨てたのだろうと想像しました" 捨てるための知識がほしい、と思う
- りら@AnneLilas2025年5月17日ちょっと開いた図書館本MSNの抜粋記事でたまたま見かけた、巻末付録の歴史小説家の世代別の表が目当てで借りてみた。その裏の「日本の歴史を知るための歴史小説10冊」も興味深くて、どれも俄然読みたくなってくる。