魍魎の匣

魍魎の匣
魍魎の匣
京極夏彦
講談社
1995年1月1日
3件の記録
  • どんな話かは一切知らなかったけど、魍魎の匣っていうタイトルだけは知ってた 多分一番有名なのかな?とか思いながら読んだ 読んでいる途中、何度か頭の中に浮かぶイメージに既視感を覚えることがあった 読み終わって分かった この大作に多大に影響を受けた人達の作品を私は多分そうとは知らずに読んだんだと思う それくらい人の心に後を引く話に感じた 姑獲鳥の夏よりもイメージがしやすかった分、何度も浮かぶ情景にゾワッとしたし、最後の一文もそうだった 個人的に好きなのは姑獲鳥の夏の方だったけど、こっちははっきりとしたイメージが付き纏ってこの話を忘れさせてはくれなさそう 匣怖いっす 本編とは関係ないけど千里眼の話、TRICKで知ったんだけど実話だったの知らなかった 次の狂骨の夢?ってのも楽しみ
  • 後藤
    @wombat_cute
    2025年11月14日
  • ・8・
    @miki294
    2025年8月12日
    帰省した。盆の墓参りのための帰省である。 そうだ、本を読もう。 列車の中で思い立った。実家には本が置いてある。思い立ったら読みたくて堪らなくなった。 どの本にしよう。置いてある本は当然、一度は読んだものばかりである。 本棚の一角が浮かぶ。 そういえば最近、あの人の本棚というのを見て、久しぶりに読み直したいと思っていたのだった。 さてどれにしよう。 背表紙を眺める。八月だからと時期で選んだ。 講談社ノベルス版は二段組だ。あまり得意ではないが、どういうわけかこれはするする読める。 目が文字の上を進む。頭の中に世界が構成される。指に紙が触れている。読めば読むほど読みたくなる。 初読の間は登場人物と一緒に事件に巻き込まれたような気持ちで読んだ。実際、読了後しばらく戻って来れない程だった。 今回は全容を知っているから、代わりに巧さが能く解る。 本を読んでいる。生きている。満たされる。 ああ、面白かった。
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