隣に座っている松下洸平さんが、「あのね」と呟くひと言ひと言を、聞いたり聞かなかったりするようなエッセイでした。 思考停止した自分がどれだけものぐさになったこと、全部知ったうえで「知らないふり」をしながら演じる役者のトライ&エラーのこと、夜中のラーメンと格闘すること、とか。 言葉をあまり知らない。と、書いてあったけど、いやいや、世間一般の言葉じゃない、松下さんの語彙、面白くて、ハッとさせられる。

真剣で丁寧なのに心と足のフットワークが軽いことが共存してるのが本当に素晴らしい人間性だな、、と改めて。あと、お名前の由来を知って余計に大好きになりました。大好きな人のお名前に私が大好きな事象の感じがある！！！！とうれしくなった。

勝手な想像だけど、役者って、感覚で突き進んでいる人と、沢山の視点を理論で捉えてモノにしている人に別れるんじゃないだろうか。 松下さんは、後者かな。 多彩な語彙力、すごい。

連載中に追えてなかった回もあったから、アーカイブとして読めたことも、それを想い出として残せることも大切でとってもよかった、！こういう人になりたいとますます大好きになったし、とっても真面目で、素直で、お茶目な人だと思う。

4冊併読4冊目🎨

優しい気持ちになれる

「終わりの時」の最後の文章が印象的。そしてその文が作者の哲学なんだと思える一文。

初めて俳優さんのエッセイを読みます。 松下さんの出演さんをいくつか見ましたが、話し方や表情がとても好きだったので、どのような文章を書く方なのか楽しみです。