破獄
26件の記録
ユキヲ@momonankotsu82026年7月23日読み終わった「漂流」が面白いとの事で図書館あったこちらを読了。 日本の戦時下に於ける監獄と囚人、看守の力の拮抗と時には共同体として支え合った。 当時の情勢を具体的且つ具に知れるほぼノンフィクション的な小説。 物語の軸となる佐久間清太郎の超人的な脱獄譚を痛快に語るのかと思いきや、戦時下の徴兵や食糧難に国民と同じく困窮し、囚人の収容人数が限界を突破している中いかに安全な収監と規律を遵守していくか、佐久間の破獄や収監先の変換ともに切り替わっていく看守長の目から語られる。 府中刑務所に米軍用の貨物車(人が乗るように出来て居ないので居心地最悪)で佐久間とともに数名の看守が護送される描写が、囚人と看守の立場でありながら助け合い、共に劣悪な環境を乗り切っていく描写が、なんとも忍耐強い当時の日本人らしく、健気だった。 人材も物資も食糧も手薄な中、囚人の力も借りながら、環境と法を遵守した監獄の方々は人間的にも尊敬されるべき存在だったのだなと感慨深い。
慎@sin_gt912025年7月12日かつて読んだゴールデンカムイの白石のモデルとなった人物をモデルにした限りなくノンフィクションに近いフィクション。 四度の脱獄を成功させたその行動自体に興味を引かれ読み始めたが、脱獄物語というよりかは激変する時代の中での人と人の物語だった。 囚人を「悪人」と見るか「人間」と見るかはそうそう簡単に白黒つけられるものではないが、そのグレーゾーンを悩み抜いてくれた人がいた結果彼は罪人ながらも穏やかな最期を過ごせたのではなかろうか。 ただやはり罪は罪であり、単なる美談のような物語と捉えてはいけないなと思う。
あんこちゃん@anko2025年3月29日読み終わった借りてきた破獄(脱獄)に至る過程が、「そろそろ来るぞ来るぞ…来たー!!」というなんとも言えぬ快感。 戦前、戦中、戦後間もなく、と刑務所運営の悲惨さは今まで考えたこともなかったが、なぜ自分は思い至らなかったのだろうというくらいに人、食糧、場所の失われていく様が苦しいくらい理解できた。


虫の息太郎@pampapam_13322025年3月7日かつて読んだ父からおすすめされた本。買ったのも読了も去年なはず。 強盗殺人を繰り返しといて最後は情を求めるのかという困惑が強かったから感動作品扱いしていた父とは意見が合わなかった。 人によって意見が割れるから話題のタネにもおすすめかも














