悩脳(のうのう)と生きる 脳科学で答える人生相談
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- るんば@hokechoco2026年4月12日読み終わった■全体的な感想 一番印象に残ってるのは、『Q. 私たちは若者に混沌を残したのでは…』っていう問いに対する中野さんのアンサーで、ネズミの実験の話が出て、ユートピアな環境にいるとその集団は絶滅する、っていう実験があって、その絶滅の過程が今の日本じゃないかと恐ろしくなった。 超高齢化社会に生まれた子ネズミ達は、異性に全く興味を持たずに、自分を綺麗に保つことにだけ関心が注がれたらしい。これ今の私じゃんと思ってしまった。ほんとかよって思ったけど、再現性のある実験らしい。 今の日本は絶滅の道を歩んでるのかぁと思ったけど、まぁ所詮日本が生まれて数万年のうちの数十年を今経験してるだけで、まぁこの世の大きな流れに逆らうことも無駄だし、この波に抗おうという気持ちがより一層なくなったよね。詰まるところもっと子供が欲しくなくなった笑 あと人って合理的でも論理的でも知的でもないっていう、あとがきの最後のワンフレーズがすごい心に残ってる。 きっと脳を研究してきて脳をよく分かってる中野さんだからこそ、人ってそんなにすごくない生き物だってことがわかってるんだろうな。 私は自分に期待しすぎなんだなと思った。私は合理的でも論理的でも知的でもない。失敗もする。記憶力もよくない。それは私が欠落してるからとかではなく、もう人の脳みその性質なんだと。 論理的に物事を考えてるように見えるすごそうな人は、あれは超強制的に脳をフル回転させてるか、普通の人には持ち合わせていない能力がその人にはあるんかなと。 自分がおかしいのではなく、それが普通なんだって、いい意味で自分に色々期待しなくていいんだって、心の荷が少し下りた気がする。 もうね、自分に色々期待しすぎなんよな私。あとこうすべき思考が強すぎ。もっと力を抜いて、固定概念を取っ払って、生きていきたいなと思った。 ■印象に残ったフレーズ 咄嗟に整合性をとろうとして、新しい筋書きの物語を作ってしまうのです。動物にも自らの失敗を隠そうとするなどの行動が見られるそうですが、このように高度な虚構を構築するのは人間だけです。(P60) 私たちはむしろ「嘘を必要とする生物種」なのです。虚構を作る能力はとても大事な生存戦略の一部なのです。(P60) 人間の認知なんて意外なほどいい加減なものです。(P65) 「あの人が先行している」とか「ああ、私、あの人に追い抜かれている」というのは、あなたのモチベーションを上げるには役に立つ認知ですが、現実に起こっているとはとても言いにくい(P65) 私たちの性格は100%脳が決めていると思われがちですが、腸などの身体の状態によってだけでなく、住んでいる環境や着ている服によってさえ、性格に変化が表れるものなんです。(P177) 小腸を疎がにしていては、幸福感をなかなか得られなくなってしまうのです。(P177) 相手にわかるように腐すのは、ダメージがあったことを確認して喜びたい(シャーデンフロイデを感じたい)から(P199) 他人は自分と同程度の利得しか所有してはならないのに、誰かが自分よりも得をしているのは不正な状態だと、この人たちは思ってしまう。すると、スイッチが入ってしまいます。あいつは不正な存在だから、腐すことが正義だ、正義によってあいつがダメージを受けるのを見たい、快感を味わいたい、という非常に悪いスパイラルに陥ってしまうマインドセットです。(P200) まともな育てられ方をしていない子世代は大人になっても子育てができなくなり、さらにこの様相が進むと異性に興味を持たなくなって交尾すらしなくなるのです。(P205) 少子化は加速度的に進み、ネズミたちは超高齢化社会を迎えます。そこで辛うじて生まれた若いネズミたちは、もはや他個体にはまったく関心を持たず、交尾などは仕方を忘れてしまったかのように異性に対しても何もしない。関心があるのは自分のことだけ。ひたすら毛繕いをして、つやつやに輝く毛並みの美しい個体が増えていきます。そして、子どもの生まれないこの集団は滅亡します。(P205,206) 少子化、超高齢化社会、異性に関心を持たず自分の身繕いにだけ時間とコストをかける個体が増えていく現象など、人類もとても他人事と思っていられるような内容ではないのではないかと背筋に冷たいものが走ります。(P206) 自信がないというのは、逆説的ですが、知性ないしは知性の体力の表れといっていい ものなんです。(P248) おおよそ人間には大小の欲求が内在し、それらのもたらす帰結が噛み合わないことから、生の中に必然的に苦しみが生じることになる。 繰り返しになるが、多くの人は自分が本来は十分に知的で、過ちを犯すことはほとんどなく、記憶学習能力に優れており、完全にフェアな判断を24時間365日することが可能なほどの脳を持っていて、それがうまく機能しないのは自分の意志だとか能力の欠落だとか、あるいは家族や仕事などの環境や生育歴の不備のせいであると信じている。 その誤った、無謬な自己イメージのために、多くの人は苦しむのである。 人間は、そんなに合理的でも論理的でも知的でもない。(P259)

繭@mayu_mmmmm2026年1月9日読み終わった借りてきた多種多様な人生の悩みに脳科学の視点からズバリ斬り込んだり時にはユーモアを交えながら丁寧に答えを導き出されていて、読んだあと心のモヤモヤが軽くなっていた。また中野信子さんのお人柄も素敵だなと感じた。
+oRu@tn022025年9月7日読み終わった無知の知、知的謙遜、、、相談の端々から著者の謙虚さが滲み出ていた。 悩む≒揺れる 誰かを幸せにすることはできない。伴走者くらいにしかなれない。ただ相手は相手の人生を生きている。人間は、一人で死んでいく。 失敗が怖い、ビビり→多くの災害を乗り越えた祖先から受け継いだ資質。(セロトニントランスポーターが少ない。) 人にかける迷惑を気にかける。→頼られた相手は幸せを感じてる。 シャーデンフロイデ→相手の失敗を喜んでしまう感情「他人の不幸は蜜の味」 正義中毒者の標的になってしまったら、完全スルー。 話を聞いてもらうと、ドーパミンが分泌され、快楽を感じる。 眼窩前頭皮質(OFC)には、他人の気持ちを理解しようとする機能(共感性)がある。その真逆がサイコパス。 倫理的な正邪の判定は、脳の内側前頭前野が担っている。正しいことをすると報酬得られる。正しくない人に罰を与える時も報酬が得られる。 お互いの正しさはぶつけ合わず、距離を取る。正しさは、個別に異なる尺度があり、日々書き換わる危うい基準 嫌な人は嫌なままでいい。(系統的脱感作という認知行動療法もあるが。) ペルソナは、複数あるのが当たり前。 戦わない生き方 ホヤは、脳を食べる。 自分がおろかでどうしようもない存在だと認める。(他人もそんなもん。、)





