シチリアを征服したクマ王国の物語 (福音館文庫 物語)

シチリアを征服したクマ王国の物語 (福音館文庫 物語)
ディーノ・ブッツァーティ
増山暁子
天沢退二郎
福音館書店
2008年5月8日
12件の記録
はら@reads_brain2026年5月31日読み終わった4/5 かなり面白かった。児童書とはいいつつ、時の流れを示すお決まりの演出(ページをめくると数年経っていた)は当然存在して、かなり面白かった。 なにより、ブッツァーティが手がけた挿絵が掲載されていて素晴らしかった。良い感じにデフォルメされていてかわいらしい。また登場人物の紹介ページにおけるシルエットはいずれも素晴らしい。





siz@siz2026年1月13日読み終わった@ 電車著者本人による挿絵が、なんとも味があっていい。ブッツァーティ、画家としても有名だったんだそう。 王国を築いたクマたちが堕落する様子は今の自分たちのよう。最後に、全てを捨てて山に帰るクマの賢さを、持てるだろうかわたしたちは、などと思う


- 本読みたい@tpfish2025年6月19日読み終わった『シチリアを征服したクマ王国の物語』は、イタリア文学界の“カフカ”とも称される作家ディーノ・ブッツァーティによる異色の名作。代表作『タタール人の砂漠』が静かな絶望を描いた哲学的文学なら、こちらはぐっと親しみやすく、子どもから大人まで楽しめる“寓話仕立ての冒険譚”です。 可愛いクマたちのほんわかストーリー……かと思いきや、その実態は、勇敢なクマの王レオンツィオに率いられたクマたちが山を降り、シチリアの人間たちと戦い、そして“勝利のその後”を描く物語。戦い、統治、そして変化――ほのぼの一辺倒では済まされない、深く鋭いテーマが潜んでいます。 漢字にふりがながふってあり、カラーの挿絵も豊富なので、小学生中学年以上であればじゅうぶん読めます。私も子どもに読み聞かせるつもりで手に取りましたが、気づけば自分が引き込まれていました。まさに、大人が読んでも考えさせられる一冊。 寓話好きな方、親子で一緒に楽しめる良書を探している方、あるいはちょっと変わった“戦うクマの物語”に惹かれた方には、ぜひおすすめしたい名作です。








