スマホ片手に文学入門

スマホ片手に文学入門
スマホ片手に文学入門
小池陽慈
笠間書院
2024年6月27日
12件の記録
  • hoge
    @hoge_1123
    2026年5月19日
    図書館YA向けのおすすめ本で気になり借りてみた
  • あんどん書房
    あんどん書房
    @andn
    2026年4月26日
    日頃あまりにも雰囲気で呼んでいるため、もう少しじっくり読めるようになりたいなと思う。 まずは芥川の短編「ピアノ」が全文掲載され、それを一文一文チェックしてゆく流れ。「藜」とか普通に読んでたら絶対調べないだろうな〜。 冒頭、震災の影響が残る山手で、秋雨に打たれる廃墟の描写。ここでかなり「暗」のイメージを描いた後で、「雨は幸ひにも上がってゐた。おまけに月も風立つた空に時々光を洩らしてゐた」の一文が来る。これは暗から明への転換と言えるのだが、しかし「月」には(竹取物語など古典に見られるように)不穏なイメージもある。ゆえに読み手は完全には安心しきれずに読み進めることになる…… というような、読み手が受け取る細かい印象について非常に細かく検討している。自分一人だったらこういう読み方は絶対にできないなと思う。 「桜の樹の下には」についても「あ〜、なんか生と死みたいな感じね」ぐらいの理解だったが、「水晶のような液」という表現がその醜と美との間の媒介者である、というような読みをされていて、なるほどねぇと思った。普通に読んだらただの露悪趣味にしか思えない汗が精液だのなんだの比喩も、生殖=花の美と気持ち悪さ両方を併せ持つ媒介的な性質を持つと読めるのではないか、と。こういう視点で読めると楽しめるタイプの作品だったんだな。 “よくわからない——けれども、何かしら魅力を感じてしまうような文章に出会った際には、まず、文章中から読み取れる〈対比〉の関係を探し出してみる。” (P160) 多分読みながら同時に考えるのは無理なので、やはり再読が大切なのだろう。 「やまなし」の章では最初に「幻燈」について、今でこそノスタルジックなイメージをしてしまうが、当時的にはまあまあ普通の教育的な装置だったはず(よって「やまなし」自体が何らかの教育的意図を持つのでは)という指摘があり、言われてみれば…と思った。時代性を踏まえて読むことがいかに難しいか。。 そして、この冒頭と最後の2文については更に深読みが試みられている。はじめの「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。」という文には主語がない一方で、最後の一文では「私の幻燈はこれでおしまいであります。」と、主語が「私」であることが明示されている。物語全体を〈認識の深化〉というコードで読み解くと、冒頭の一文ではまず「幻燈」を見せられる子どもたちを物語世界へと包摂した上で、最終的には「でもこれはあくまで私の幻燈ですよ」と世界から切断するのである。 ……ついつい「宮沢賢治、そこまで考えてるの…?」と思ってしまう。の、だが、小池さんはその考え方は危ういと警鐘を鳴らす。 “作者というのは、ただでさえ、読者に対して特権的な立ち位置にいるのです。そこに、作者還元主義的な読みの制度が絶対化されてしまったなら、〈上—作者/下—読者〉という権威主義的な位階が固定されてしまうことになります。” (P266-67) これはロラン・バルトのテクスト論を踏まえた見解らしい。その辺の小難しいことはよく分からないけれど、作者が絶対視されてしまうのは「著者の気持ちを考えよ」とか言いがちな国語教育が悪いんじゃないかな〜と思う。 ちょっとでも突飛な読みを試みると「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」みたいなミームが飛んでくるSNS社会、多様で開かれた解釈の大切さを痛感する。 本文書体:筑紫明朝、こぶりなゴシック、秀英丸ゴシック イラスト:usi 装幀・デザイン:室田潤(細山田デザイン事務所)
  • はる姉
    はる姉
    @haruka_0115
    2026年3月25日
  • ぽんさん
    ぽんさん
    @lijitee12
    2025年11月3日
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2025年10月27日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年8月14日
  • 為田裕行
    為田裕行
    @tamehiro
    2025年8月14日
    スマホ片手に、Wikipediaやコトバンクを使いながら文学を読んでいきます。1人で読むというより、小池先生が導いてくれる感じで、学校の国語の授業を思い出します。
  • ちー
    ちー
    @vidroalfeloa
    2025年4月11日
  • かえで
    かえで
    @maple_1600
    2024年10月29日
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