序盤はひたすら抑圧されたものを感じていたけど中盤以降にやっと話が動き始めたように感じる。なんというか、登場人物が発情しすぎていてそこだけが微妙。死が隣り合わせにあると性に奔放になるのかもしれない。何となく『トワイライト・サーガ』を思い出した。

解かなければならない謎はシンプルなのに、古代エジプトの宗教や時代背景や登場人物の人間模様が複雑に絡み合った物語だった。読後感も切なさは残るもののとても良かった。

面白くて考えさせられる内容だった… 優るる生か…

仕事の合間に読んでたから結局ひと月読んでたことになる……

北海道斜里町立図書館にあるYA(ヤングアダルト、中高生辺りの年齢層を指す)コミュ板という中高生の悩みや質問や雑談を投稿してもらい、図書館員が回答する場所であったものを抜粋して作られた本。『生協の白石さん』を彷彿とさせる。図書館員の回答からのんびりとした人柄がうかがえる。絵のセンスと画力にも注目してほしい。

ハラスメントの種類と事例を紹介し、ハラスメントを防止するには何に気をつけたらいいかが書かれていてとても参考になった。挿絵のハラスメント被害者(？)のツッコミが辛辣で斬れ味が鋭くて大変面白かった。

めちゃくちゃ面白かった。次は出ているのか、今後シリーズは続くのか、わくわくしながら情報収集に走る。

『水使いの森』シリーズより読み口が軽やかになっていて読みやすい。ファンタジー初心者(？)にもおすすめできそう。