未完の人生 ハンス・ウルリッヒ・オブリストは語る
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汐見@siomi2509272025年12月6日読み終わった世界で最も有名な(と言われているらしい) キュレーター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストの自伝。 幼少期から青年期、現在に至るまで、どの時点で何に興味を持ち、何をしたのかなど。 初めてのキュレーションは23歳と(アート界的には?)意外と遅め。それまでは様々なアトリエを訪問する等、とにかく会いたい人のもとへ行くフットワークが軽い。 キュレーターの実績としてはまだゼロでもそれまでに培ったものがすごかったんだろうな。結果論かもしれないけど自分が今すべきことが何かを分かっていたというか、若い時に焦らないのが良かったように思う。 人物名が多くてイメージしながら読むのは大変だった。人と人を繋ぐことを心がけていたり、著者の核としてアートだけでなく、まずそれを生み出す「人」に強い興味があり大事にしていることが伝わる。 芸術に関する静かで深い言葉が挟まれていてよかった。現代アートへの興味に少し近づいた。かも。 pp.31-32 "ぼくが最初から気にかけていたのは、アートが美術館の外でも見られるか、万人の手に届きうるか、アートが排除はしないかということだった。" p.40 "人びとはいつも同じこと、アーティストが同じことをするように要求する。だがすべきなのは、アーティストにほんとうにしたいことはなにか、あるいは実現していないプロジェクトはなにかを尋ねることだ。" (ボエッティという人から著者へのアドバイス)













