もぎりよ今夜も有難う
14件の記録
海底@kaitei2026年2月15日読み終わった読めるタイプの愛。 エッセイ内のタイトルがなんと全て映画のタイトルをもじったもので、著者の映画への熱量と知識量がダイレクトに伝わる。 文章がずっと上手い。熱い。面白い。 ページを捲るたびに、映画館の煙草の煙が染みた壁の匂いや、ドリンクをこぼしてベタベタした床の感触、古いストーブで温まった滞留する空気、ポップコーンのスカスカした軽い食感を思い出す。 「家で映画を見るのが億劫になった。 いつでも観られると思ったら、いつか観ようと思うようになった。何度でも観られると思ったら、何度も観なくてよくなった。」の豊かさ故の怠惰さの表現がさみしくて大好き。 私は物事を極めるには狂気が必要で、自分が何に狂っているのかを把握することが肝要だと思っているので、この本はまさにそうだと思った。 はいりさん、終始一貫して映画に狂っている。 私は映画ではなく文章に狂っているけれど、映画狂いの熱い文章が読めてありがたい気持ち。

















