死体は語る2 上野博士の法医学ノート
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- 本の虫になりたいひと@reaaaads38692025年12月9日読み終わった死体は語る(無印)よりも専門的な内容が書かれていた。 この先生が溺死した際に錐体内出血が起こるということを発見した先生なのか!と感動した。 死人を治療することはできないが、身体的に現れた特徴に目を向けることで死の真相を見破ることができる。事件に巻き込まれた死人にとって真実を解き明かしてくれる頼みの綱である。 上記のほかにも様々なことを発見された先生である。深い洞察力をお持ちなのだと感服した。先生のように、生涯にわたって学習の意欲を維持できる人になりたい。

一色@honyonu_isshiki2025年9月24日読み終わった前提として、法医学に関して非常に有益かつ(こういって良いものかは分からないが)面白い本である。 筆者の長きに渡る法医学研究による深い知見、監査医としての経験から導き出される死者の最期の言葉は、医学的・事件的な知識に明るくない素人にも納得のいくものばかりだ。 その上で、同筆者によるナンバリングタイトルである前作「死体は語る」を読んでいるのであれば、本作を改めて読む必要性はそこまで高くないと言わざるを得ない。 というのも、前作は役所に勤める方向けの雑誌に連載された内容を総集したものだったのに対して、今作は警察官向けの雑誌に掲載された内容を再編集したものであり、いずれの内容もほとんど同一となっている。 本作は警察官向けということもあって、前作に比べて筆者の個人的な感想に近い表現は少なくなっており代わりに図解や写真で検死したご遺体の特徴を前作より詳細に解説している印象はあるが、取り扱っている事例としてはほとんど差がない。 前作のような論調で別のエピソードを期待していると些か残念な気持ちになるだろう。 一方で、警察官向けとなっているためエピソードを死因別に紹介しており、索引的な読み方をするのにはこちらの方が便利に思える。 何を目的に読むかによって、前作と本作のどちらがおすすめできるかは変わってくると思う。
