わたしの知る花

51件の記録
- 旅順@ryojun2026年3月21日読み終わった頼りないって、なんだ。ハナから誰かを頼ろうとてる自分の性根を恥じろって話。『アリ』とか『ナシ』とか当たり前に選ぶ側の立場に立つなって話。p7 いまは七月の半ばで、すでに夏本番って感じなのに、セミは大合唱してんのに、からだに冬を持ってる感じがした。ああ、このひとは冬の人なんだなーって思った。p12 「話を聞く限り、あんたたちはまずは理解が必要だと思う。理解というのは、互いの努力が一方的じゃ、無理だ。相手と自分が、同じくらいの努力ですり合わせていくしかない。どちらが上回っていても、ズレが起きる。思い込みや、知ったふりが生まれる」 「そして理解に深さを求めるのなら、後ろめたいことでも、隠したいことでも、向き合って詳らかにしなくてはいけない」 「だからこそ、見せる。そして相手が全部見せてくれたら、丸ごと受け入れる。それがどんなことでも。呆れるようなことも、傷つくようなことも、あるかもしれない。でもそれは、それぞれの思い込みから生まれる感情なんだ。思い込みに振り回されることなく、ただ、芯を見て、受けとめるようにしろ」 「そういうことをしていないのに、理解できると思うのは傲慢だ。その逆もしかり」p62.63 近くにいてもらおうとして傷つけるくらいなら、離れた場所で笑っていてほしいわ、って。束の間でも傍にいて笑いあえた、その記憶だけで十分。大事なひとが笑っている、それだけでいいのよ。近くにいるとか、触れていられるとか、望み過ぎだと思えばいい。p135 「まっすぐに生きてきたひとは、いつか愛される。まっすぐに誰かを求めたひとは、いつかまっすぐに求められる。背中を、追ってくれるひとが現れる」p137 永遠に失われることはないと思っていても、なくなる愛がある。ある日突然ふぅと消えるわけではなく、ゆっくり枯渇していく愛がある。p204
サクラ@sakura3252026年3月15日読み終わった語られざるストーリー。 会社に向かう途中、ほぼ毎回といっていいほどすれ違う高齢男性。70代後半ぐらいかな、清潔とはほど遠い身なりで何かブツブツ言いながら歩いてゆく。 この方にも、きっとストーリーがあるんやろうなぁ。 本作品を読んで以来、道で遭遇するおじいさん、おばあさんを見る目が少し変わった、ように思う。
saki@53hon_to2025年10月6日読み終わった図書館で借りた平さんは何者だったのか、その正体が第一章の時点である程度予想できたとはいえ、彼の周囲にいた人、彼と関わりがあった人たちの視点から次第にわかっていく真実に切なくなり、怒りがわき、やるせない気持ちになった。 不器用だなあ、と何度も思った。 だけど、不器用じゃない人間などいるものか。読み終えたとき、自然とそんなふうに思ったりもした。
- まこ@makoasai06352025年4月26日読み終わった豊かな時間を過ごしたなら、幸福を共有したのなら、それだけで奇跡なの。その時間に縋れば、もっともっと望めば、その瞬間の輝きすらもくすんでしまう。だから、その時間を芯として生きるの。そうするとね、強くなれる。


haku@itllme2024年10月13日読み終わった初めて手にした町田その子さんの話し。 読んでる途中は中々、平が誰なのかわからなくてモヤモヤしたし、多様性の話ばかりなのかなと思って退屈してた。 けれど終盤に祖母(悦子)の1人語りから始まる話は一気に読み上げてしまった。 悦子と平の一生をかけた結ばれなかったようで強い糸で結ばれていたものは悦子の気持ちからも読み取れるものばかりだった。 ただ、その2人の愛を語るのではなく 他の登場人物の愛と絡め合わせながら徐々に正体を表してくる真実は、ミステリーとは違うあったかくて、でも、すっきりするそんな結末だったと思う。 会いたくても会えなかった。 お互いがお互いを思っていたことが最後の最後に伝わってよかった。 できることならその思いを伝える場面まで見たかった。 作者はきっと、そうしなかったことさえも2人の糸なのだと言っているようだった。 「最後まで、生きていくしかないんだよねえ。どれだけすれ違っても、大事な相手も一生懸命生きてると思って、願って。ひとは、それしかない。たまに会えたら、めっけもんさ」


















































