『AIのジェンダー化』 西條玲奈を読む。 生成AIの出力する結果やスマートスピーカーなどの対話音声からステレオタイプのバイアスを強める危険性を提示。事実, 顔認証の精度が黒人の方が白人と比べて悪かったことがあったりと, 開発陣の人員構成によっても完成品の結果に偏るが生じていることが分かっている。例としてジェンダーレスな音声を搭載した対策はあるが, 聞き手がそれをいずれかの性別と判断するに留まっており, 性別を取り除くには至っていないという。

SFインスパイアで技術が構想されてゆくのはよく聞く話で、AIを生み出したSFを知ることで、過去の人が考えたおそらく来るであろう近未来を味わえそう。