永い言い訳 (文春文庫)

6件の記録
ほんね。@Honne_03302025年10月1日読み終わった失って初めて気づくことってあるよなって思った。それがある時はあることが当たり前で、日常になっていて。 その人を愛せなかったことを、他の人で補おうとするのはどうなんだろう。それだったら、生きていた頃に愛してあげれば良かったのに。でもそれができないから人間って愚かで愛おしいんですよね。 すごく、ひとつひとつの文章がずっしりと沈んでくる感じの本。「長い」じゃなくて「永い」。その言葉の意味を考える。余韻に浸る。 この先の人生で、大切な人が亡くなった時、その死とじっくり向き合いたい時にまたこの本を手に取ろう。それまでは、何でもきちんと言葉で伝えようと思う。 p312 「ぼくらはね、そんなに自分の思う通りには世界を動かせないよ。だからもう自分を責めなくていい。 だけど、自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。そうしないと、ぼくみたいになる。ぼくみたいに、愛していいひとが、誰も居ない人生になる。簡単に、離れるわけないと思ってても、離れる時は、一瞬だ。そうでしょう?」


かゆ@yui_kayu2025年3月8日読み終わった@ 自宅久しぶりに読了後に余韻に浸れる良い本に出会えた。 最近見た映画ファーストキスを思い出したけど(大切な人を突然亡くす、というのが共通だから?)、こっちのほうがよっぽど好きだ。 映画もみてみよう。




