文藝 2025年冬季号

4件の記録
あとらく@atoraku_2025年11月23日読み終わった坂本湾「BOXBOXBOXBOX」読んだ 決して自らによっては俯瞰されない自分の背中、個人の中にある濃霧(ブレインフォグ)に語りの目が行き届いていたらどんな結末を迎えたのか そこにこそ内面と器、コンテンツとコンテナ、透明と不透明の対立を無化するような霧が広がっていたのかもしれない
阿部義彦@xtc1961ymo2025年11月3日読み終わった文藝雑誌は昔はよく読んだ(海燕とか大航海とか)けど、最近とんとご無沙汰でしたが、大好きな山田詠美ネキの特集となれば、新作『三頭の蝶の道』も読んだ事ですし。それで巻頭の今回の文藝賞『BOX×4』と山田詠美特集だけの感想。受賞作『BOX BOX BOX BOX』自分も過去に佐川急便の宅配所でバイトしてた。4人4様の息苦しさ。かなり構成が練られてます。男2名、女2名の組み合わせから、各々の事情、会社の思惑、翻弄され具合など、悪くない今後に期待。さて詠美特集はロングインタビューのインタビュアーが私の一番信頼する文芸評論家の斎藤美奈子さん!面白すぎそして、次の対談は松浦理英子が相手。もう、ぶっちゃけてます。金原ひとみ、ジェン・スーも愛のある寄稿。詠美さんの本は私も半分位しか読んでないのですが、マイベスト3は『アニマル・ロジック』『賢者の愛』『諸玉の短編』かな。そして何より本人の自筆によるエッセイ「私は私の さっか道」が最高。多分死ぬまでワープロ使わずこの丸っこい文字でサインペンで執筆するんでしょうね。そう、歳なんて関係ない、見た目で良いじゃないと私も思うので有ります。



