オーランドー

18件の記録
- たま子@tama_co_co2025年6月30日読み終わった「オーランドー?」と自分自身に問うところから最後20ページがさいこう。独白の疾駆。「曲がり角ごとに自分がいる」、多種多様な自分の増幅。エリザベス女王の寵臣であり、やり手の大使であり、ジプシー、社交界のレディ、文士のパトロン、妻であり母であり、文学賞を受賞した詩人であり、36歳女性にして360歳の両性具有者。性別や時間までも行き来し、この先どうなってゆくのか皆目わからない。終わりのない変化のなかで生きている。誰しも見えないだけで内側には同じくらいの多層性を持ち合わせているのだということを考える。読むごとに、なんてはちゃめちゃで楽しい……と夢中になり、でもそんな喜劇の幕間にはさまれる、静かに物思いに耽って自然と動物と本を愛するオーランドーがいちばんすきだったな。
- たま子@tama_co_co2025年6月23日読んでるええええと叫びたいきもちを抑えて、猫に目配せ。すんごい展開になった。背表紙で知っていたはずなのにちゃんとびっくりしてしまう。『オーランドー』おもしろいぞ。展開の突飛さとは別に、オーランドーの立てる問いの数々もおもしろくて。今は「自然は美しいのか残酷なのか」ついで「美とは何か?美はもの自体にあるのか、自分の方にあるだけなのか」などの実在の本質について考えていて、おもしろいおもしろいと読む。さあそろそろしごとしよう。
- たま子@tama_co_co2025年6月22日読んでる食べてる用事のついでに早い時間からひとりごはん。非常に優雅でふくふく。オーランドーは広大な屋敷に犬たちと閉じこもりながら「時」について考えていて、すきなかんじになってきた…とおもう。ウルフの本を読んでいるとどんどん6月をすきになる。イギリスの6月は美しいのだろうな。
- たま子@tama_co_co2025年6月21日読み始めた他のウルフ作品とは一風ちがう伝記風の書かれ方にまだ戸惑いながら読んでいる。でも嬉しくなる文章が出てきて、相変わらずわくわくもしている。 「平凡この上ない行為とて、単純にそのものずばりということはなく、〈記憶〉の羽ばたき、光の明滅をともなわずにはすまないのである。」p68
- butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年5月18日読み終わった感想両性具有であり、36歳だけど360歳でもあり、恋を沢山して一生詩人として生きたオーランドーの数奇な人生。 ウルフ作品の中でも1番はちゃめちゃで楽しい作品でした💘 美しい男性として30歳まで生きてたのに、突然女性に変身したシーンはシェイクスピアの喜劇みを感じた👍🏻 今のところ今年のベスト10に入るな〜!