砂嵐に星屑

14件の記録
- ひゅっける@huckel2025年4月29日読み終わった同じ人物に対する印象が複数の視座から語られるのってやっぱり面白いんですよね…… 仕事の上でのミスや人間関係の縺れなどの描写が学生時代よりも深く感情を刺激してくるようになっていて、それが仄かに辛いけど読書体験としては楽しくて、仕事や人生での経験ってこういうところでも還元されるんだな〜!という気持ちになりました
- ハツ@camellia_no72025年4月23日読み始めた積読から抜き出して冒頭を読み始めたら一気に引きこまれてしまった…一穂ミチさんの小説って現実世界との接続が滑らかだよなーってよく思う。現実と本は地続きだな、って。変な気負いがないというか。予定があって読み進められなかったけど、それがなかったらあのまま持っていかれたな、って気がする。続き読むの楽しみ!!
- しおり@Kaffee58882025年3月10日読み終わったテレビ局に勤務するアナウンサーさんなどに焦点を当てた物語。華やかな業界だと思われることの方が多いだろう。だが、その裏側では様々なことが行き交っている。自分がやっていることは必要なのだろうか、向いているのだろうか…。 業界のことを知らない人でも、なんとなくこういう雰囲気なんだ…と少しだけ身近に感じられるかもしれない作品。 一穂さんの作品は今、生きづらい人にちょっとだけ息抜きをさせてくれる言葉がある、雰囲気がある。誰からも必要とされていない人なんて居ない、なんて言葉は安っぽいだろう。でもちょっとだけ、誰かに、期待しても良いんじゃないかな。『誰か』はあなたの努力をきっと見てる。きっと、知ろうとしてくれているから。
- gakky@_gakky2025年3月8日読み終わった面白かった。共感できたり、自分の弱さが投影されたり。 いい本読むと充足感がすごい。 途中から読んだからたぶん1時間くらいなんだけど、めっちゃ満たされた。し、私もちょっと頑張りたいかもって思った。 「お前ほんまに当たって砕けられへんやつやな」 「お前の『傷つけたくない』の対象は並木さんちゃうやろ、お前自身やろ。自分が傷つきたくないだけの話やろ、人に配慮するふりして自分を守りたいだけのくせしやがって。一本のVも作ってへんやつがディレクターづらすんな。お前がぐちぐちめそめそ言うてる泣き言なんかな、こっちは百回経験しとるわ」