博士と狂人

9件の記録
- たま子@tama_co_co2025年4月26日読み終わった@ 自宅あとがきを読み、扉の献辞「G・Mを偲んで」へ著者が込めた想いを知り、どわああと力が抜ける。日本初の国語辞典『言海』の収録語数が4万語弱(編纂期間11年)であるのと比較しても、『オックスフォード英語大辞典』の収録語数41万4825語(編纂期間70年)というのが、いかに大規模な事業だったかがわかる。しかも史実がおもしろすぎてとんでもない。言葉そのものへの感銘。本書の中心人物であるマイナーのように一般的には名も知られていない編纂に携わったすべての人への敬意。などなどのきもちが溢れて、ああこんなに紙の辞典が読みたくなるのは生まれてはじめて。買うか…
- たま子@tama_co_co2025年4月17日読み始めた@ 自宅『オックスフォード英語大辞典』の編纂に携わる架空の女性が主人公である『小さなことばたちの辞書』を読み、そして『統合失調症の一族』を読み終わった今、『博士と狂人』のうちひとりは『小さな〜』にも出てきたマレー博士のことであり、もうひとり元軍人マイナーは統合失調症であるということを知り、これは今が絶対読み時だ!と、意図せず導かれるような読み合わせになったことにどきどきしている。
- 廣 亜津美@hiroatme2025年3月9日かつて読んだオックスフォード英語大辞典(OED)の編纂に関する驚きのノンフィクション。精神病院の中での辞書作り、時に学者の方が狂人で、狂人の方が理性的で知性的というのが、なんとも楽しいです。もし「舟を編む」 などで辞書作りに興味があるなら、これもぜひ読んでほしいです。映画版もかなり面白い。