穴

5件の記録
まめご@mmg_862025年12月17日読み終わった小山田浩子の書く不穏が好きだ。 主人公が遭遇するのは悪意からくる対人トラブルというより、人と人が関わる時に生まれがちな齟齬だ。 そこには悲しみや怒りといった明確で強い感情の動きは描かれず、彼女または彼はただその齟齬を見つめる。 いくばくかの困惑を伴って、あるいはただ静かに受け止めて。 そしてそういう時、決まって何か不可思議なことが起こる。 そこに漂う不穏の、静けさと湿り気と冷たさ。 どきどきする。 中編の「穴」、連作短編の「いたちなく」と「ゆきの宿」の全3作を、数時間で読み切った。 もったいない読み方をした気がしないでもないけど、読み始めたらやめられないこの感じも読書の楽しみだもんな、とも思う。 盛夏が舞台の「穴」は夏にまた読み返してみたい。









逢田ぞろん@zoronoota2022年2月14日読み終わったかつて読んだ小山田浩子さん、良いです。端正な文章と不穏な空気。義兄がなんだったのか、わたしすごくよくわかるわ~。義祖父の造形もナイスでした。「夫が夫なら妻も妻」って言ってしまったらダメなんだろうけど(この夫わたしゼッタイやだ!)まぁなんというかこういう「生きること」に興味の薄いタイプの女性って、女性が描く小説の主人公に多いのは何故なんだろう。で、イライラしながら、やっぱりなぜか読んでしまうんだなぁ。小山田さん、子どもを育てながらどんな風に変わっていかれるのか、今後の作品にも期待です!

