文庫版 鵼の碑 (講談社文庫)

14件の記録
蛾のおどり@Nachtfaltertanz2026年7月28日再読日光旅行に向けて『鵼の碑』を再読し、作中に登場する輪王寺・東照宮・二荒山神社・憾満ヶ淵を実際に巡った。 神仏習合の信仰を自分の足で歩くことで、一つの聖地として体感できたのが大きな収穫。雨に濡れた杉や苔、静かな憾満ヶ淵の景色は小説の世界そのものだった。 作中と同じように憾満ヶ淵の後で蕎麦を味わえたのも印象深い。再読のおかげで、観光ではなく物語の舞台を訪ねる旅になった。
時雨崎@rainstormbook992026年7月13日読み終わった心に残る一節見る部分によって姿が異なる妖怪でお馴染みの鵼。 猿の顔に虎の足、尾は蛇。 この妖怪を、 本来結びつけるべきでない事象やラベリングされるべきでない名前をつけたりして、不適切な認識を持つこと、それも意識の表層ではなく自分でコントロールが不可能な深層意識の領域に刻んでしまっていること という切り口で解釈した話だった…と思う。 言語化がもてはやされる昨今だけれども、無意識、深層意識で自分の思考の表層に現れない 認識 やら 理解 やら 分類 も存在はしているのでカウンターとして面白い。出版された頃はまだ言語化がどうたらは世間で言われてなかったはずだけど。 百鬼夜行シリーズ最新作、ようやく追いついたけど難解だ…半分もわかった気がしない。 人間は信じたいものを信じてしまう、はよくある言説だけど、それに翻弄される本作の登場人物たちを見ていると薄ら寒い心地になる。 "それだけを見て、それだけを繋げれば、別の世界が見えてしまうことだろう(中略)そして勘違いするのだ。こちらが真実なのだ――と。" 認知の歪みや陰謀論を信じ込ませるのは、「理解しやすい、判りやすく受け入れやすく都合のいい形」を提示して突っついてあげれば簡単なことだよなあ…となんともやるせない気持ちになる。 今作では珍しく関口くんが酷い目に遭っていない。榎さんにバカにされているぐらい。 よかったね! そしてここにきてがっつり巷説百物語シリーズと繋がりが提示されてしまったので…そっちも最後まで追うか…鈍器を抱える日々はまだ続く



まこ@maco_san2026年3月20日読んでる「悟りは在るもの」で目的ではない、って含蓄だな…。悟った事が無いのでこれは想像ではあるのだけど、我々の日常に可能な範囲で寄せた概念としては「均衡」とか「丁度良い」みたいなもんなのかなあ〜。悪に寄りすぎず善良な余り謙虚さを通り越して卑屈になりすぎず、貧しくなりすぎず欲を多く持ちすぎず。
まこ@maco_san2026年3月14日読み始めた冒頭から平家物語引用しまくりの試される大地。でも不思議〜!古文でもホラーならなんとなく何が言いたいのかわかる不思議〜!!古文の授業でも平家物語の鵺の下りやって欲しかったな〜満点取るから!!






