母は不幸しか語らない

12件の記録
- ときしぐ@tokisig2025年5月22日読み終わった読書メモ感想母とは厄介で死ぬまで上位の存在である ということを突きつけてくる内容だった。 読んでいて苦しいが、同じように母に悩まされている人たちがいるというのをヒシヒシと感じ、一人ではないのだと思わせてくれた。 うちは仲のいい家族だと思っていたが、 p230 そもそも夫婦関係が崩壊しているからこそ、母から娘への過剰な執着や一体化、支配が生じる この文章により幻だと目が醒めた。 今後の介護問題が怖くてたまらない。
- ときしぐ@tokisig2025年5月21日読み始めた借りてきた読書メモ感想コロコロ主題が変わっていくのでついていくのが大変。 こういう本で男性目線、息子の話が出てくるとは思わなかった。 現在読んでいるところまでで1番衝撃的で理解ができなかったのは「恋愛で生き直す」の男性の話。 妻を誠実に愛してきた夫が、定年後に別の女性と恋愛したことをきっかけに「生き直す」ために離婚を告げる。 夫婦仲に問題は全くなかった。 この夫にとって、別の女性との恋愛は不倫ではないらしい。 「白馬の王子さま」に愛されてたった一人の男性と添い遂げることが至上の幸福であるという幻想、ロマンティック・ラブ・イデオロギー(RLI)の残滓が夫をこうさせたらしい。 女性は結婚するときにRLIを意識するのに対し、男性は人生の終わりを考えるとRLIを意識するということなんだろうか? 全く理解ができない。 しかし、自分がどちらかの立場になる可能性があるのも事実。 そして誠実さがこの悲劇、地獄を生むことも忘れてはいけない。