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@TE23IT
  • 2026年6月26日
    西遊記(上(悟空誕生の巻))
    『西遊記』上【悟空誕生の巻】  悟空の悪ガキ具合が読んでいて清しい。以前同じ出版社から出ている「封神演義」シリーズを読んでいたので、同じキャラクターが出てくるとすごく嬉しく思う。(挿絵を描かれた佐竹美保さんが大好きなので)  なんとなくのあらすじだけしか知らない物語について読むのはとても面白い。続きも楽しみ。
  • 2026年6月20日
    クリスマス キャロル
    クリスマス キャロル
    けちで欲張り、好きなものはお金だけ。そんな冷たいおじいさんの身に起きた、とんでもないクリスマスの奇跡について。  なんてすばらしい、なんてすばらしいんだ! 昔ディズニーのアニメーションとして『クリスマスキャロル』を観たことがあり、あらすじは知っていたのだが、原作がこんなに面白いとは知らなかった。こんなに昔の異国の話なのに、語り口が巧みなので、まるですぐ隣で一緒にそのクリスマスを体験しているかのように思える。だれかのために優しくできる、いつだって生まれ変わってよりよく生きていけるのだと気づかせてくれた。素晴らしい物語だ。 宇野亜喜良氏の挿絵も世界観に合っていて非常によい。
  • 2026年6月17日
    薬屋のひとりごと
    薬屋のひとりごと
    文庫版『薬屋のひとりごと』第1巻  ずっと人気なのは知っていたが、読んでみるとたしかに主人公や相手(?)、周りの登場人物などなど大半魅力的だったので納得した。  内容としてはいくつかの推理要素のある短編と人間模様といったところか。そこまで難解すぎる事件が起きるわけではないので、なんとなく読み進めるうちに主人公と同じように推理できるところが嬉しい。読みやすい文体である点もよかった。  いっぱい巻数が出ているようなので、続きを読むのが楽しみである。
  • 2026年6月13日
    怪談・奇談
    怪談・奇談
    ラフカディオ・ハーンが、日本の伝説や民話などを素材にして書いた『怪談』『奇談』短編集  こんなに面白くてしみじみと感じ入る素晴らしい短編集がたくさんあっていいのか?! 「耳なし芳一のはなし」「むじな」「ろくろ首」「雪女」などの有名どころもしっかり網羅されている。素晴らしい傑作集だった。
  • 2026年6月7日
    水晶の栓 (アルセーヌ・ルパン全集 (7))
    水晶の栓 (アルセーヌ・ルパン全集 (7))
    ルパン対悪辣代議士  現実におきた運河を巡る政治事件をヒントにして、27人の名が書かれた名簿を巡る争い。そしてそれと並行して進む、ルパンの部下の危機。ルパンお馴染み筋力有り余る敵や影のあり幸薄い未亡人「クラリス」※カリオストロで出てくる女性とは違う人 も登場し、ルパンシリーズの魅力が堪能できる作品だった。
  • 2026年6月3日
    巨匠に学ぶ 人物画の基本
    たくさんの名画について、それがなぜ名画なのか詳しく説明しようとしている本  傑作のとなりに、あえて良さを消した改作を載せて比べて観ることにより、よさを実感することができる。絵を描く上では参考になりそうだが、自分の好きな作品が比較対象として出されて佳作扱いされると悲しい。
  • 2026年5月31日
    宝島
    宝島
    ある老海賊の残した宝島の地図を巡り巻き起こる冒険海洋小説  主人公の少年の、ちょっと向こう見ずで元気いっぱいスリルいっぱいなところも好きだが、やはり『宝島』は登場する海賊たちが良い。特に松葉杖の男、シルバーは、残忍で狡猾だか義理堅く優しいとこもある、一筋縄ではいかない魅力的な人物である。すごくずるくて、でもそこがいい。
  • 2026年5月24日
    地底旅行
    地底旅行
    13週間に及ぶ地底大冒険  16世紀の錬金術師による謎の文字を解読すると、なんと「地球の中心」への行き方が書かれていた! 主人公アクセル(わたし)は、伯父の鉱物学者とアイスランドへ向かい、火山の穴から「地球の中心」を目指す。アクセル、伯父さん、そしてアイスランド人ガイドのハンスの3人の、摩訶不思議な冒険の旅が始まる。  本書『地底旅行』は1864年に出版されたため、現代からみると科学的にはだいぶ違うところも多い。しかし、SFとして読み応えがあり、さすがジュール・ヴェルヌと言わざるを得ない。素晴らしい傑作SF冒険小説である。  なお、挿絵が豊富で魅力的であり、古い訳だが十分読みやすかったので大変満足している。
  • 2026年5月10日
    ロビンソン漂流記
    ロビンソン漂流記
    大西洋の無人島でひとりぼっち!  ロビンソンは、広い世界に出てみたいという欲求で、船乗りとして旅に出る。何度目かの航海のとき、大あらしにあい、たどり着いたのは絶海の孤島であった。  誰の助けも得られないなか、絶望しかけても希望を失わず己の知恵と勇気で生活を整えていく前半と、衝撃的な出会いによって急展開を迎える後半、どちらもロビンソンの弛まぬ努力とやり抜く精神力が素晴らしく、ドキドキしながら一夜で読み終えてしまった。フライデーとの交流の様子もある。(もちろん今の考え方からすると完全によいわけではないが、当時の価値観だということで配慮してほしい)  時代を越えて、ワクワクできる傑作なのは間違いない。
  • 2026年5月9日
    軽装版 封神演義(下) 降魔封神の巻
    『封神演義』下【降魔封神の巻】  ついに商の都である朝歌を目指して攻めのぼる。激しい戦いが続く中、周軍、商軍両陣営の優れた武人や道人、仙人たちが次々と命を燃やし、魂が封神台へと飛んでいく……。  これまでの登場人物たちも大活躍しつつ、新しい宝具も登場人物もたくさん出てくるので、異能力バトルとしても大変楽しくいただける。素晴らしい物語だった。
  • 2026年5月9日
    現代語訳 北越奇談
    現代語訳 北越奇談
    江戸時代の北越地方の怪異談や、奇岩、怪石、植物などの植物学的な記録が収録されている随筆集。  葛飾北斎が挿絵を描いたというということで興味をもって読み始めたのですが、内容の面白さに大変驚きました。江戸時代に北越地方に生きた筆者が、実際に土地を巡りながら集めた話がたくさん載っています。もちろん本当かどうか真偽不明な妖怪の話もあるのですが、筆者自身も本当かどうか疑っていて、当時の知識のなかでも科学的に考えて自分の意見を述べていて非常に面白いものばかりでした。また、当時の北越の人々の暮らしぶりがうかがえるところや、素晴らしい挿絵もいうこと無しです。  この本には江戸時代の北越の地図が載っていますので、それを見ながら今の新潟県の方を巡ってみるのも楽しそうだなと感じました。 ※リクエストに対応してくださって、ありがとうございました!
  • 2026年4月11日
    井上円了と柳田国男の妖怪学
    明治を生きた2人の妖怪学について  井上円了は妖怪学を確立した人である。また、柳田国男は日本の民俗学を確立した人であった。2人は明治時代に活躍し、年は違えど同じ東京大学で学び、「妖怪(お化け)」について興味をもって調査した人たちである。  この本では、井上円了が創設した哲学館(東洋大学)の教授である筆者が、円了がいかにして妖怪学を確立させたのか、そしてどのように普及させたのか詳しくまとめている。また、最後にはデータを元に、現代の日本人の妖怪についてどのように捉えているかが載っている。
  • 2026年4月2日
    アルセーヌ=ルパン全集(6)
    アルセーヌ=ルパン全集(6)
    アルセーヌ=ルパン全集6『続813』  これまで読んできたルパンの中で一番面白かった。今までとは一味違う、謎の男「L•M」との手に汗握る対決! 全知全能の神のような存在であるルパンをここまで追い詰める敵がいたのかと驚いた。新たに登場するドイツの皇帝や、ルパンが気にかけている少女ジュヌビエーブのことなど、ぐんぐん読み進めて楽しめる物語で、非常によかった。  個人的には、フランス人であることを誇りに思っているルパンがけっこう好き。
  • 2026年3月15日
    爆弾
    爆弾
    「スズキタゴサク」による劇場型犯罪ミステリ  「鈴木」は日本全国で第二位の数を誇る苗字だそうである。一方、「田吾作」は、かつて日本で身元不明の死者に対して仮につけられていた名前である。  酔っ払って暴れ、警察署に留置されれことになった自称「スズキタゴサク」は、取調べ室の中で爆発を予言する。  正義とは、悪とは。取調べ室の中で行われるスズキタゴサクと刑事たちの緊迫したやり取り。スズキタゴサクの出すクイズの答えを探しつつ、その裏に隠された意図を読むのが面白い。スズキタゴサクに触発されて揺れる警察官たち自身の思いについても考えさせられた。
  • 2026年3月15日
    アルセーヌ=ルパン全集(5)
    アルセーヌ=ルパン全集(5)
    ルパン全集第5巻「813」  ルパンの魅力が遺憾無く発揮される第5作目。ルパンの用意周到さと冷徹さ、誰にでも成り代われる演技力の高さと、寂しい思いをしている可憐な女性に滅法弱いという点が物語を面白くしている。敵対する人物たちとの、軽妙なやり取りや緊迫したアクションもドキドキしながら読めてよかった。  今作ではまだ解き明かされていない「813」の謎を探るために、次の巻も借りてきた。
  • 2026年3月14日
    軽装版 封神演義(中) 仙人大戦の巻
    古代中国を舞台に繰り広げられる戦記ファンタジー  本作は上中下巻に分けて刊行されている封神演義の中巻である。姜子牙たちのいる西岐に次々と戦いを挑んでくる武人や仙人、妖怪たちとの戦いがメインとなってる。多種多様な宝貝や術を駆使してくるので、思いの外ピンチが続いてドキドキする。  封神台に送らせるためにやたらと手伝ってくる1番偉い人の思惑もちょっと気になるところ。
  • 2026年2月16日
    フロイトの精神分析: 図解雑学 絵と文章でわかりやすい!
    心理学  本書は、精神分析学の創始者であるフロイトの理念(とフロイト以降の著名な心理学)について、大変易しく解説している。本書を読めば、フロイトが定義した「無意識」とそれがあらわれる「錯誤行為」「夢」「心の病」についての考え方などについての基本的な知識を得ることができる。もちろん今はもう違う思想が主流の部分もあるのだろうが、心についての基本的な考え方については、21世紀の現代においても通じるものがあると思った。  フロイト自身の著作についても簡単に触れていたので、私も今度読んでみたいと思う。  フロイトってあれでしょ、夢の内容がみんな性欲に結びつけられちゃうやつでしょ。と、思っていて大変申し訳ありませんでした。
  • 2026年2月15日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    SF そしてあまりにもアツい友情もの  あまりにも面白すぎて止まれなくなり、カフェで一気に読み切った。最後まで飽きさせず、期待を決して裏切らない面白さだった。  自分が何者であるかすら思い出せない状態で始まった1人の中学教師の物語は、たくさんの絶望的な状況を乗り越えて、幸せな結末を迎える。危機を乗り越えられたのは2人だったからこそだと思う。物語はここで終わるけれど、語られていないその先に思いを馳せていたい。  なんかこう、登場人物みんなに愛すべきチャーミングさがあるところが好きだ。描写から、クスッと笑えるユーモアと人々(?)の善性を信じさせてくれるところが好きだ。  しあわせ!  映画を観るのも楽しみだ。
  • 2026年2月9日
    口に関するアンケート
    ポケットサイズの小さなホラー小説  題名は『口に関するアンケート』だが、読み始めてもなぜ「口に関する」なのかは分からない。だんだんと読み進めるうちに違和感を抱き、読み返して作者にしてやられたと気付く。ホラーでありミステリであるので、どちらも楽しめる人向け。
  • 2026年2月8日
    ゆうずどの結末
    角川ホラー文庫  「都市伝説解体センター」とコラボした表紙カバーに釣られて、本屋で購入。  『ゆうずど』という本を読んでしまった人が如何にして死に至るのか。本にまつわる一連の主人公たちに救いはないし、慈悲もないが、ある意味平等なルールなので面白い。どうしたら読み手自身は逃れられるのか、考えながら読むとなお面白い。
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